2018/12/14

年末に向けて、レコーダーの容量を空けるために、録画したあれこれをBlu-rayにコピーしていく。
その間に事務作業も少しずつこなしていく。

上京した時にカストリ書房さんで購入した「風俗ルポ 昭和末年のトルコロジー(伊藤裕作・著)」を読み終えた。
読みやすい文章にも関わらず、私は本当に読むのが遅いので、今の今までかかってしまった……。

内容としてはトルコ風呂(ソープランド)の泡姫のエピソードや、トルコ風呂のレポート、全国各地のソープ街のレポート、トルコ風呂にまつわる男女のエピソードなどがまとめられた本。

収録されているものの発表年が主に昭和50〜60年代ということもあって、文章のノリがその時代独特で面白かった。わたしが知っている「そういう文章(話し方)を書く人」っていうのはベッド・インか平野ノラくらいしかいないんだけど、「性徒諸クン」な私は、だんだんベッド・インの二人で脳内再生されていく感じがあった。著者の伊藤氏はもちろん男性だけど。

合間合間に、モノクロで数は多くないながらも内部の写真が掲載されていて、「愛の空間」にも書かれていたように昭和遺産ラブホテルとの共通点も見えて、非常におもしろかった。
また、最後のほうには新風営法施行前後の風俗街の様子をまとめた文章も掲載されていた。
本当に少しだけだったけど、ラブホテルに関する描写もあり、思いがけず資料を得ることができて嬉しかった。400ページを超すボリュームで、読むのに時間かかっちゃったけど、得るものはあったので良かった。

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