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ミュージカル『スリル・ミー』沼落ち①

"私"と"彼"の森から抜け出せない  
(過去記事 2021.4.5)

4/3(土)マチネ『スリル・ミー』……新納さん×万里生くん…観劇後からずーっと頭の中がぐるぐるしてる😨
 私、全く事前情報入れずに行ったんです。いつもはがっつり予習派なんですけど、今回は、なんとなく知りたくなくて…『プリンスロード生歌SP』で新納さん×伊礼さんのデュエットを聴いたのが唯一の前知識で、それも一回だけさらっと、歌詞の意味も深くは考えずに雰囲気だけを味わうにとどめて…とにかく白紙の状態で観たかった😐

 …が、それがね、裏目に出ちゃって…😥
 以下、ネタバレしてます ⚠️

《 池袋芸術劇場にて撮影 》

この作品のキャッチコピーみたいなのに”究極の愛”っていうのが、あったと思うんだけど、これ、私の中で勝手に”純粋な愛”って解釈しちゃってた🙁
だけど、始まってすぐに、あれ?………すくなくとも新納さん”彼”は、万里生くん”私”に対して愛と呼べるような感情は抱いていないと気づき、万里生くん”私”は自分の想いを”彼”に強要する利己的な愛しか持っていないことに気づき、私の頭の中はあれれ思てたんとちゃう😰って、プチパニック。
てっきり、”彼”と”私”は純粋な愛で結ばれてるもんだと思ってたもので…いや、白紙で観に行ったはずが、すでに自分でイメージ作ってたことにびっくり😳
それともう一つ、もっと大きなミステイク😱これって、実際にアメリカで起こった残忍な少年犯罪が元になってる作品だってことを知らなかった💦…だから、”究極の愛”とか言ってるけど、自分たちの幼稚な自我のために、何の罪もない幼い子供を惨殺するなんて、なんちゅう脚本書くんだよって、むかっ腹がたってしまった😤…若い頃観ていたら、また違ったのかもしれないけど、子を持つ母親としては、彼らの言動は、何がどうしても許せないそうなったら、それから後の2人のやりとりが虚しくて、腹立たしくて…新納さんと万里生くんの熱演は、素晴らしかったけど、劇中の"彼"と"私"には、全く共感できない空虚な感情のまま、劇場を出た😞
でも…何度も再演されてて絶賛されている方も多かったからこそ、私も観てみたかったわけで、なのに私はこんなにも虚しい気持ちでいるのは何でだろう…って気になって、あらためて本作のことを知ろうと調べ始めたら…これは実際にあった事件で、少年2人が何故こんな残忍な事件を起こしたのかを紐解くために、2人の関係性を一つ一つ振り返っていき、その過程で見えて来る歪んだ少年2人の容易には理解し難い心理を推察しながら観る作品なんだってことに気づいたー😲おっそー😬
…で、全くの初見だった私は、傍観者として苛立ちながら観てしまったけど、全てを知ってから観たら、必然的に"私"目線で観ることなるんだろうと思う…だって、これは"私"のお話だから🧐
そう気付いてしまったら、もう、うわーって頭の中を逆回転させて、記憶をたどって、反芻して、完全に脳内を『スリル・ミー』に支配されて現時点に至る😅
…観劇後、時間が経ってから、こんな風に気持ちを引っ掻きまわされるとは、思ってなかった😥少しずつ頭の中が整理されてきたので、細かな感想は、じっくりまとめて、次投稿に書きたいと思います➡️

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