UK版『キンキーブーツ』@WOWOW(過去記事)
(2022年2月に書いた記事です)
WOWOWさんで放送してくれた2018年UK版『キンキーブーツ』👞👠
ちなみに、日本版は未見です😀
以前、このミュージカルの元になった、映画版『キンキーブーツ』を観たんだけど…
☆ノーサンプトン(田舎)とロンドン(都会)
☆チャーリー(地味で保守的)とローラ(華やかで前衛的)
☆上質な紳士靴(伝統)とファッショナブルなブーツ(斬新)
☆結婚式や結婚生活に、華やかな夢を抱いている婚約者と質素で現実的に捉えているチャーリー
などなど、様々な対比が凄くバランス良く描かれていて、じんわりといい作品だなぁ…と感じた😊
で、観終わって………あれ?この作品って、こんなに地味だったんだ🤭
ローラというよりも、悩めるチャーリーが主役の、地に足のついたストーリーだったんだってあらためて驚いた😮
私の中のミュージカル『キンキーブーツ』って、日本版のPV動画とかで、春馬くんや徹平くん達がノリノリで踊ってるキラキラしたイメージだったので、ミュージカルの元になったこの映画とイコールで結ばれないっていうか…
まぁ、きっと、ミュージカル化するに当たって、このままじゃ地味だから、ノリノリキラキラ路線に振り切ったのかなぁ…なーんて思ってた🤔
一度観劇している娘に聞いても、「とにかく音楽が良くて皆ノリノリで、楽しかった🎶」って言うし、やっぱりそうなのねーって納得🙂
だけど、今回、このUK盤を観て、もう一回驚いた😲
「あれー!?違うじゃん! ノリノリだけのミュージカルじゃなくて、ちゃんと地味で冴えない決断力のない田舎育ちのチャーリーが全力で困難に立ち向かう成長物語っていう映画のイメージそのままでミュージカルになってるやん」って😏
もちろん、ノリの良いシーンもあるけど、なんていうか…そこがメインの売りどころって感じではなく…
UK版のチャーリー(キリアン・ドネリーさん)、映画と同じく、ちゃんと地味で冴えない男として登場してくれたー🥰←なんか変な喜び方だけども
そして、気付いた🧐
あぁ!小池徹平くんのチャーリーが地味で冴えない男に見えないから(キラキラカッコ良くて可愛いタイプよね😉)、なんか違う作品っぽいって感じたのだと……調べてみたら海外版のチャーリー役者さんでも、ちょいキラカッコイイ感じの人もいるみたい🧐
キャスティングによって、作品のイメージかわるよねぇ…
隣で観てた娘も、「ちょっと待って、チャーリーってこういう人なの?え、なんか、私が観たのと違う…」って、一時思考停止🙄
「まぁ、原作の映画版のチャーリーも、こんな感じだったよ」の私の一言に…
娘「マジか💦」
かくして、2人で鑑賞👀
結果、めちゃくちゃ素晴らしかった👏👏👏
絶品のチャーリー役は、キリアン・ドネリーさん
キリアンさんは、レミゼ25thコンで、金髪のクールフェラック役をされてたのが印象的だったけど、今回はえ?これキリアンさんなの?って、目を疑うくらい別人感😮
人は良いんだけど、自身なさげで頼りなくって、でもなんか応援したしたくなるし、地味で冴えないけど、どうにかしたら一皮剥けそうな気配も漂ってて、とにかくキリアンさんのチャーリーが愛おしい🥰
ローラは、マット・ヘンリーさん筋肉逞しくて、意外にもカラッと健康的💪🏻
ビジュアルも生き方も全く違うチャーリーとローラだけど、それぞれが抱えてきた父親へのしんどい想いは同じで、それが2人を繋ぐキーポイントになるなんて、良かったんだか悪かったんだかわかんないけど、とにかくミュージカルのラストシーンの楽しさそのままに、チャーリーもローラも幸せでいて欲しいー🤗
日本版『キンキー…』を観て、とっても良かったと感じた人にとっては、逆にこんな冴えないおっさんチャーリーなんて、チャーリーじゃないって、思う方もいるだろうなぁ…
とかくローラばかりが注目されがちだけど、真の主役はチャーリーだと思っているので、キリアンチャーリーの大ファンなっちゃった😍
UK版観られて良かった💕
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