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オンラインコミュニティを立ち上げました

Tomokiです.ついにオンラインコミュニティを始めた.思えば数年ほど始めてみたいと思いつつ,なかなか始められなかったことだったのに,始めてみると意外と気持ちはさっぱりしているものだ.もっと怖くなると思っていた.簡単には出会えないと思っていた自分が,こんなにも近くに感じているなと思ったので今日はそんな話.

「魔法創造研究所」をたちあげた

CAMPFIRE Communityで「魔法創造研究所」を立ち上げることにした.きっかけや,そこに込めた想いや,行っていく活動はCAMPFIREの方にも書いてあるので,こちらでは経緯を交えて書いてみようかと思う.まずは上のリンクからCAMPFIREのページを読んでからこのnoteを読むことをおすすめする.

まず,「魔法創造研究所」という名前にしたのは,このnoteでも散々取り上げている通り,僕は「魔法世界を創造する」という夢を持っているからだ.とてもストレートな名前にしたと思う.少し気恥ずかしい気もするけれど,一番わかりやすい名前だと思う.だって「魔法をつくりたい」のだから.

加えて,魔法をつくりたいだけじゃなくて,「魔法を想像して,それらが活用される世界観」も築き上げてみたいという思いもある.そこで生活する人々の息遣いや,社会課題はなんだろう.どんなドラマがあるのだろう.そういった物も創りあげていきたい.単なる物づくりだけじゃなくてエンタメづくりも僕は取り入れたかったのだ.なにせ僕は人々が感情を動かすために物づくりをしていると思っているからだ.

きっと,もっと時間をかけて考えていたら,色んな想いを込めた難しい言葉に変えたと思う.哲学思想や歴史を参照して凝った名前をつけて,難解なイメージを与えていたと思うと「魔法創造研究所」のストレート感はちょうどいいと思う.誰もが思い描くワクワクするような夢と魔法のファンタジー感が僕の想い描く魔法のイメージにも近いからだ.

再魔術化としての魔法創造

一方で,現実から完全に解離したファンタジーとしての魔法にはしたくなかったので,CAMPFIREの方には少し理屈っぽい哲学思想についても書いた.僕たちが盲目的に追い求める効率化や,非合理への批判によって生まれた脱魔術化についてだ.

僕たちは野生動物の生肉は普通は食べることはできない.それは悪性大腸菌やウイルスがついているからだ.それらが知られる前,なぜか火で炙って肉を調理すると,体調不良に見舞われないことだけがわかっていた.これを先人は「火には浄化能力がある」と信じていたからだ.その名残は火葬からもとってみることができる.きっと今日でも火葬場では「遺体を火で焼くことによって,その魂を天へと導く」と説いていると思う.小学生のとき,祖母の葬式のあとの火葬場でそんな話をお坊さんから聞いた気がする.

僕らにはそういった救いや祈りが必要だと子供の頃から思っていた.亡くなった祖母も祖父も,きっと天から見守ってくれると信じていたい.過度に脱魔術化された世界は,冷たくて息苦しいと,子供ながらに思っていた.もっとも,直観的な違和感としてしか受け取っていなくて,それを説明できるだけの語彙力は当時の僕にはまだなかったけれど.

だから僕は再魔術化という言葉を知ったときに胸が踊った.すべてが合理性だけで,極限まで効率化だけを追い求めた世界では,心が追いつかない.僕はもっと夢を見ていたい.そしてせめて,その夢が,どうか現実逃避ではない未来に生きていたい.

僕らのアート活動の場としての魔法創造研究所

そんなビジョンを元に実際にはどんな活動を行っていこう.それをある程度僕は決めている.最近3DCGのツールを大量に購入した.Maya/Houdini/ZBrush/Substance/Fusion360だ.もともと3Dには憧れがあって,小学生の頃からメタセコイアで3Dモデリングをしていた.途中からツールはBlenderになって,高専生のときには猫をモデリングしたり,大学になってからはフォトリアルな人間をモデリングしたりしてきた.その活動をもっと本格的にやりたいと思っていたので,うまくツールを活かしつつ,僕が想い描く魔法世界をデジタルコンテンツとして創りあげていく過程を発信していこうと思う.

そして,その活動に興味を持ってくれる人や,応援してくれる人がいたら,繋がっていきたい.きっと一人ではいくら時間があっても難しいことだと思う.それはAAAタイトルのゲームを作ったり,ハリウッド映画を一人で創りあげるようなものだ.求められるスキルがあまりに広いし,高いレベルが必要になってしまう.僕のモチベーションは「誰かを楽しませること」なので,せめて僕がその活動をしているのを一緒に楽しんでくれる人がいてくれたら幸せだと思う.

そして,きっとそれは僕だけじゃなくて,みんなで共創していくこともきっと楽しいと思う.文化祭でみんなで屋台を組んだり,出し物を決めて創りあげていく瞬間が僕は好きだった.そんな想いを集められる場所ができたら最高だ.

そうして,いつしかデジタルコンテンツだけでなく,それをフィジカルな場所にも再現していきたい.きっと,そのために僕は電子回路を触れるようになったんだろう.これは僕が今まで培ってきた能力を総動員する場だ.ひとつひとつの能力はまだ拙くても,ビジュアル・音楽・フィジカルなインタラクションを組み合わせた新しいメディアでアート作品を作れるなら,もっと表現の場は広がっていく.最先端の科学技術も同時に追っていけば,視覚・聴覚・触覚に加えて嗅覚・味覚まで揃った五感を,もっと自由にコントロールできるようになるかもしれない.さらにもっと解像度を増やしていくことができるかもしれない.僕はそんなメディアアートを創っていきたい.

魔法は共同幻想だ

今はまだ夢物語かもしれない.しかし,同じような志の人が集まればそんな夢物語も現実にできるのではないかと思う.社会には色んな共同幻想が仕組みとして成り立っている.一番身近なお金は代表的な共同幻想だ.夢を持った人たちが,その夢を信じる力が強ければ強いほど,それらは共同幻想となって,社会へと顕現させることができることを僕たちはもう既に知っている.だからきっと僕らに魔法は創れるはずだ.

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