コロナで仕事がない
コロナで仕事がぐっと減りました。
すごくひまです。
もともと繁忙期以外はそんなに忙しくないお仕事でしたが、得意な分野で、個人としてとても魅力的な案件もあり、子ども時間で働かせてもらっていたので給料も平均からとても低いながら、いい人たちと一緒に働けるのを楽しんでいました。
2020年の夏にも在宅勤務をしていました。
正確にはわからないけど猛暑の時期に通勤していなかったので、8月は家から働きました。
その時も仕事がほとんどなかったのですが、助成金のおかげでなんとか雇ってもらっていました。
7月に九州北部で豪雨災害が起きたので、仕事がない私はボランティアにも行きました。
コロナと災害のダブルパンチで途方に暮れる状況もありましたが、高齢者のため(被災した地域は高齢者が多い地域でした)に体を動かして、泥にまみれたお宅を綺麗にするのは心が洗われるようでした。
あの時は人のために動ける幸せがありました。
豪雨災害から11ヵ月ほどが経ちます。コロナの恐怖も続いており、遠方から素人ができることはありません。あるかもしれないけど、私にはわかりません。現地は切羽詰まっていないので、行く理由が作れません。
雇われている状態なので、一応パソコンの前に座っていようと思いましたが、会社のためにできることはほとんどなくなってしまったので私用だけが片付いていきます。お金の管理などです。それも昨日終わりました。
家にはコロナで一時的に仕事ができない母が居て、食事の用意をしてくれます。
完全に用無し人間になってしまった気分です。
子どもがいる時は果たすべき役割があります。
朝から学校に送りだしたり、帰ってきたら宿題させたり、だから、子どもがいるときは時間が早く過ぎます。
そして、朝からツイッターでモニフラのスペースで最新のトピックを聞き(8:00)、こびナビのスペースでお医者さんからコロナのいろいろなことを聞いて(8:30)、始業時間の9時にパソコンの前に座ります。
スペースを聞きながら、子どもたちの散らばったパジャマをしまい、部屋を片付けて、ちょっとしたストレスになっていたデスク周辺のコードさばきを工夫し、気持ちは完璧に仕事モードです。完成された状態。
でも、もう何もできることがなくなりました。小さな会社で、経営者は経営や目の前の仕事のことで頭がいっぱいですが、手は回るようで、私には何も回ってこなくなりました。
案件があるときは淡々とこなしたり、改善提案もしてきましたが、経営者が望まないことはできないのでやることがなくなりました。自分は無能なんだと思えてきました。一般常識があって、パソコンも使えるけど、仕事がありません。仕事を取りに行くモチベーションも、コロナとの一年以上にも及ぶ戦いで枯渇してしまったようです。物事には流れがあります。
以前、優良中小企業で働いていた時は全体像が見えず、歯車になりきれませんでした。その後、妊娠・子育ての過程で小さくても愛がある会社で働いていました。裁量を与えられていたので自分なりに改善しながら、会社のために働き、良い成績をおさめていました。しかし、大量生産・大量消費とは切っても切れない分野だったので、環境負荷や自分としては変えたい文化への加担者でいるのが耐えられなくなり転職。そして、現在は憧れていた職種で働いています。詳細は避けますが、それは、コロナの影響をまともに受ける分野だったのです。
経営が厳しく仕事がないなか、私を雇い続けるのは経営者の負担になっていることでしょう。助成金がなくなったら本当に苦しくなるはずです。収入がなくなっては私も困るので、辞めますとは…言えません。でも、仕事がないのに雇い続けてもらうのはお互い不健康ですので、何かしら変化が必要です。
子どもの頃から、オールマイティではありませんでした。
自分のやりたいことしか続きません。
なんでもそつなくこなせる人がうらやましいと思います。
でも、仕事をして社会に貢献したいと思っています。
自分でお金を稼ぐことにも憧れています。
「何か」を提供し、対価をもらい、社会で小さな役割を果たしたい。
そろそろ「会社」に属さず、社会に提供する何かを生み出す時がきたのかもしれません。
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