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『邂逅書架Ⅱ(本と出会いアンソロジー)』への参加について

(えみる)こんばんえみえみ。
(山田)今日の話題はえみるさんから。
(えみる)書き下ろし新作を引っさげて、本と出会いアンソロジー『邂逅書架』今度こそ参加をします!


神無月愛さん主宰の小説合同誌。
全編を通して、《ある一冊の本》が物語の軸となるアンソロジー。

山田えみるとしては『《閻魔帳》に書かれていない』というタイトルの短編小説で参加します。

 『あっ、これは無理だ』ということがあって、死のうと思った。首を吊ってみたのだけど、苦しい思いをしたばかりで死ぬことができなかった。今度は高いところから身投げをしてみたが、やっぱり死ぬことができなかった。異なる液性の洗剤を混ぜてみたり、練炭を炊いてみたり、手首を切ってみたりしたのだけど、それでも死ぬことができなかった。
「まったく、いい加減に諦めてくださいよ」
「……だれ?」
 いつしか、《死神》というものが見えるようになっていた。

死神を名乗る少年が手にしているのが、この作品における《一冊の本》。《閻魔帳》。それは閻魔様が死者の生前の行為や罪悪を書きつけておくという帳簿で、この記載ではここで死ぬことになっていないので……から始まる物語です。

(山田)シリアスそうにみえて、実はコメディよりですよね。
(えみる)閻魔帳のお話は以前からあたまの片隅にはあったから、ちょうどかたちに出来てよかった。死神の少年のキャラがなかなかうまく嵌ったのがよかったね。

『2020年5月刊行予定』となっていますが、もう少し近づいたら、また記事にしたいと思います。

実は前回、『邂逅書架Ⅰ』のときも手を挙げてはいたのだけど、諸々の事情で辞退をした思い出があって。ご迷惑をおかけしました。こうしてリベンジできる機会が出来て、うれえみです(*´ω`*)

(山田)神無月さんに『邂逅書架Ⅰ』送ってもらいましたもんね。
(えみる)素敵で丁寧な装丁で感動したよ!今回も楽しみ!

『邂逅書架Ⅰ』はboothで通販されています。

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