見出し画像

『星杯の妖精リース』の話~こんなガイド役の妖精は黒幕だ~

(えみる)おはえみる。
(山田)前回の続きです。昨日の記事では、主人公たちパーティを導いてくれるRPGのガイド役の妖精が黒幕でしたという内容でした。
(えみる)端的。
(山田)ここから遊戯王の、『星遺物』というカテゴリの話をします。
(えみる)急。


遊戯王には、通常モンスターにしかフレーバーテキストが書かれません。フレーバーテキストというのは、ブルーアイズで言うところのこの説明文。

画像7

この部分はそのモンスターの属している世界観や、他のモンスターとの関係性を解釈する上で非常に大事なんですが、いまの遊戯王は効果モンスターがほとんどなので、この欄が効果で埋められているんですね。

そんな遊戯王でもフレーバーテキストと、イラストと効果で展開していく背景ストーリーというものが存在します。山田は特にこの三年間続いた『星遺物』ストーリーを解釈するのが好きで追いかけていました。

画像8

三年前、このカードが収録されました。それから1パックずつ、不可解な星遺物と名のつくモンスターが収録され、『星杯』の三人を中心としたストーリーが語られていったのです。

画像9

画像10

画像11

フレーバー読んでもよくわからないと思いますので、主人公(アウラム)と、幼馴染(イヴ)『妹が大好きな』そのお兄さん(ニンギルス)がパーティを組んでいると思ってください。大地は荒廃し、住んでいる森も機怪蟲(クローラー)に脅かされています。

ストーリーの鍵となる文字情報はこれだけ。のちにひとつ追加されますが、それを加えてたった4つのフレーバーテキストから、星遺物好きは三年間にわたり物語を解釈していきました。

画像13

そんな彼らが神の遺物である『星杯』を見つけ、リースと名乗る妖精に出会います。

画像12

「あなた達こそ『星の勇者』。散らばってしまった星の光を束ね、『大いなる闇』から世界を救うため、どうか私に力を貸して。人類を守りたい」

画像2

星遺物『星杯』により、彼らは新しいちからを手に入れます(通常モンスター→リンクモンスター)。カードイラストは省略しますが、他のふたりも通常モンスターからこのリンクモンスターというカテゴリに進化します。

画像14

星遺物は七つ存在する(選ばれし者のフレーバーテキストから)。
『星杯剣士アウラム』のテキストを見てわかるとおり、彼は星遺物の種類を参照して攻撃力を得ます。つまり、これから残り6つの星遺物が登場するというわけですね。
登場当初は、『星杯』しかなかったのでわくわくしていました。

画像15

画像16

こんな感じ。最終的に星遺物は9つになりますが、それはまた別の話。

星杯パーティの話に戻しましょう。

画像3

彼らはその星遺物のちからをもって、機怪蟲(クローラー)の群れを打倒し、

画像4

しかし、その戦闘のさなかに、この星の管理者である機界騎士(ジャックナイツ)にイヴを奪われます。崖の上に小さくですが虹色の集団が描かれていますね。

画像5

ジャックナイツとの戦闘が激化する中、『妹が大好きな』お兄さん(ニンギルス)はリースに単独行動を指示し、囚われたイヴの奪還を依頼します。

画像6

しかし、助けに来たリースは真っ黒で。

画像17

妹イヴを取り込み、七つの大罪がモチーフの『トロイメア(トロイの木馬+ナイトメア+トロイメライ)』という軍勢を率いて、星遺物掌握のために動き出します。とりあえずここまで。

おわかりいただけただろうか。

リースを照らす4つの光源のようなものがひとつずつ黒くなってることに。

画像21

画像22

画像23

画像24

画像25

(えみる)だから、『ブレイブリーデフォルト』の話をしてからこの話題をしたわけね。

ちなみにそのあと、なんやかんやでこうなります。

画像20

そのあとのお話は、星遺物『星杖』を司る『オルフェゴール』死んだ妻を取り戻すために冥府に降りた竪琴の奏者オルフェウス+オルゴール+ベルフェゴール)というカテゴリと、主人公と別離した『妹が大好きな』お兄さんの話をするときに。

画像18

画像19


このあたりの答え合わせができるのが、この三年に一度出るマスターガイドです。正直あまり期待はしていなかったのですが、星遺物についてはかなりページを割いて語ってくれました。大満足。




いただいたサポートは、山田とえみるさんの書籍代となります。これからも良い短編小説を提供できるよう、山田とえみるさんへの投資として感謝しつつ使わせていただきます!(*´ω`*)