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セクハラのトラウマと私らしさ

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私の人生から切り離せない、セクハラもとい性被害の記憶。何が起きたかと言われたら、私がそれを説明できたとしたら、「なんでそれがトラウマになるの?」と思われることだと思うのです。でも…
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#ジェンダー

トラウマを思い出したくはないから、学校という場所は安心安全であってほしい

今日の私は、少し心が疲れています。 久しぶりに怒りというものを自分のなかに感じて、トラウマが少しフラッシュバックして、学校が安全な場所でなくなるかもしれない怖さを感じて。 そんな出来事があり、今日は心が疲れました。 私には、私として安心安全に過ごせる場所が必要です。 ドイツに来たから、日本よりはそういう暮らしができると期待していたけど、やっぱりそうではないのだと感じて、ちょっと疲れています。 今日は少しの間、この絶望のようなものをちゃんと感じて、明日からはまた元気に

トラウマを観察する

昨日ふと、自分のなかに根付いているトラウマに気づきました。 私のトラウマ どんなトラウマかというと、過去にクライアントからセクハラを受けたことにまつわるトラウマです。セクハラ自体もショックだったけど、その後当時の上司から向けられた悪気のない言葉にたくさん傷つきました。 セクハラという表現だとイメージが軽すぎてこの言葉自体を呪ってしまうくらい、こういう行為は暴力的で精神的に被害者を苦しめると感じます。 実際私も被害を受けてから2年以上経ちますが、ふとした時に昨日被害に遭

セクハラそのものも許せないけど、無意識な第三者からの一言も考えもの

1年ほど前、私はクライアントからセクハラを受けた。 こんなにもわかりやすいセクハラは初めてで、というかこれは性暴力と言ってもいいのではと思っていて、セクハラとかいう軽い言葉を作ったひとを呪った。 こちらのダメージは、精神的な死のように思ったからだ。 当時、じぶんが受けたものを受け止めきれないまま、すがるように相談をしたのは上司だった。 最初こそ親身に聞いてくれて、精神的に救われたのだけど、状況を聞かれて話すうちに彼の態度は変わった。 辛かったねと言ってくれた上司私がただ