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Aimhigh振り返り3年目4年目『2/3話』

前回の続きになりますがAimhigh6周年記念という事で振返り
第1弾『中卒格闘家社長誕生』からの続きになり2話目の配信となります。

本編は3年目、4年目の部分についてのお話です。

2018年4月27日から2020年4月27日までの出来事を端的に書くと
・ストレッチ店Open
・FC希望者現れる
・Aimhigh高崎セミパーソナル店Open
・子会社Aimhigh your self設立
といい感じで発展している感じではありますが
勿論苦戦や頓挫した事が沢山あります。(FC店はこの時は頓挫しました)

2周年満期3年目スタートの日の写真

今回は、どのようにして事業拡大を行ったのか?
前回の章でも創業時の苦労話をしましたが、事業拡大のフェーズは
また更に組織としての悩みが増えたので

これから事業を立ち上げたい方
事業を伸ばしていきたい方に
サラリーマンで必死こいてる方々

エイムハイのファン、中澤純のファン(笑)の方にとって必見の内容となっています。
それでは全3回に分けた私たちのドラマにお付き合い下さい。

グランツーリズモ

2017年に事業の軌道に乗り
欲しかったマセラッティを手にして、この調子でビジネスも登っていこうと考えていた時でした。笑

そして、ストレッチが必ずこれからブームになると感じ、2017年11月ごろから計画を立て、弊社メンバーで研修を受けストレッチの資格をとり

この時は私も時々現場に出ていました。
デビットと高坂

1号店である、伊勢崎店にてパーソナルのお客様に対してのオプションとしてストレッチをはじめた所、予想以上の好評っぷりに
これは、店舗を構えて出してもいける!!と思い。

法人3年目となる
2018年6月より『Aimhighストレッチ』を群馬県高崎市にOpen

しかし、ここから地獄の始まりでした(笑)


店内

ホットペッパービューティーを使い集客をするつもりでした。
大手のプラットフォームを使うので集客は簡単と思っていました。
しかし、現実そんなに甘くなく(笑)

まず、オプションとしてサービスを利用してもらうのと、ストレッチだけで新規の顧客から流入してもらうというのは、全然集客スキームが違っていたのです(笑)⇦今思えば当たり前なのですが

新規の導線も勘違いしてたし、クロージングも今思えば、甘かった!
極め付けはビジネスモデルもダメダメだった(笑)

唯一の救いはテナントの工事費用をかけないで新築のオートロック付きアパートで始めたので出費を抑えられた事だろう。

こちらの2階でした
都内の整体サロンはマンションアパートが多いのでパクってこの形に

一応ですが、開業前に会員様に「弊社でストレッチサロンを出店したら、興味有りますか?」
のアンケートをとってみたのだが
「行きたい!」という意見をたくさん貰ったので
リスクを極めて小さくできたと思っていたのだが。
アンケートの答えとは裏腹にオープン後なかなか来て貰えず焦る状況に(汗)

プラットフォームがあればすぐ上手くいくとかでなくその中で
勝つやり方と
群馬県民のストレッチに対しての認知度の低さを理解しておく必要がありました。

ちなみにOpen1ヶ月目の売り上げが15万という状況に。。。
完全なる赤字を叩き出してしまいました(笑)

そして、2019年7月までの間、お恥ずかしい話、赤字を垂れ流して居ました。
1号店である伊勢崎店がかなり黒字を出していたので、なんとかなっていたのですが、そろそろ損切りを考えようと思ってもいました。

しかし、ストレッチの素晴らしさは自身の現役選手としての経験から必ず必要な物だと確信もしてたからこそ引くに引けないでいました。

愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶと言う言葉があるが
この時、完全に愚者でしたね(笑)

失敗を生んだ3つの要因は??

私は今でこそ
この失敗は、今のエイムハイにとって必要な事だったと思っています
原因は
・集客方法の違い
・社員教育の仕組みがなかった
・気合い熱が足りなかった
大きく分けてこの三つが原因と思っています。

まず一つ目
これは、ストレッチリラクゼーション系なのでホットペッパーに力を入れるべきと考えたのですが、ホットペッパーのような女性向けのプラットフォームの使い方が下手でした。
そして、この時都内ではストレッチ屋さんは流行っていたのですが、
群馬では認識が薄く「ストレッチって自分でやるの?」こんな認識でした。※プロモーションをもっと工夫すべきでした。

二つ目が
スタートアップメンバーを募集したのですが、ストレッチの研修をしてすぐ現場デビューさせてしまった事だと思います。
今思えば、人員が足りない状況で2店舗出したことでスタートアップの子にお店を任せる時間が長すぎました。これは経営者として人育てが出来てない状況で現場を任せた私の責任ですが、これでは、リピーターが全く増えず広告費を払い新規を獲得して広告費の無駄使いでした。
LTVが悪すぎました。

三つ目が
スタッフ自体の承認欲求がお客様からいただいていた事です。※これは二つ目に入るのかもしれませんが
これは、経営者必見です。
スタッフがお客様に「ありがとう」と言われ承認欲求を満たされている状況が強すぎると「物を売れない」「回数券を売れない」「安いサービスを進めてしまう」のです。
もちろん、悪徳な売り込みなどは厳禁ですが、ストレッチも筋トレも効果を感じてもらうには継続が必要です。
お客様はお金を使いたくない。
施術者はお客様に変わってもらいたい。
変わる為には、継続です。その為に回数券を買ってもらう必要があるのですが。多くの人はお金を使ってもらう事は悪い事だ!!と考えてしまうのです。売りにいったら嫌われるかもしれないだから売らないでおこう!となってしまうのです。
なので、数字で社長に認めてもらうんだ!!
という気持ちを持ちながら、お客様の役に立つという気持ちを持つことが大切だと感じます。
数字を上げる気合いは大切です。

新スタッフ加入


2019年5月ストレッチ店が未だ不調の時、スタッフを増やしました。なぜこの時期に!?と思われてしまうかもしれませんが

私がゴールドジムでトレーニングをしている時ワンツーフックのシャドーボクシングをしながらナンパをされたので、面白いやつじゃんと思い「うちで一緒に働こう」という事で加入してもらいました。

右 大嶋トレーナーです。

彼は元々フリーランスでトレーナーをやっていて、やる気と元気が漲っていたので、他のスタッフ達のケツを叩いてくれたと思っています。

情熱は感染する

大嶋加入後は、経営不振だった高崎店も盛り返し7月には、完全黒字になりました。
何が変わったのか?というと「気合いと熱が感染した」それだったのかもしれません(笑)
特にビジネスモデルの変更もこの時は手を加えてませんし。集客も特に変化はなかったと思います。
ただ、確実にこの時期から
他のスタッフも「しっかりクロージングをする」ができるようになりました。空いてる時間や営業時間終了後よく私、大嶋、高坂でポスティングをアホみたいにしてました!!

その結果、スタッフたちが
お客様への承認欲求だけでなく会社に対しての承認欲求を持つようになったのだと思います。
会社への承認欲求がないとお客さまにいい顔したいあまり
クロージングができない状況が起きることです。

儲けた利益は再投資する

色々大変ではありましたが結果的にストレッチ店もしっかり利益が出て、いよいよ3店舗目進出しました。
プラスα この時期Aimhighから初のグループ法人Aimhigh your selfを立ち上げ。
こちらの法人より栃木支店を出していく運びとなりました。
社長はK-1ファイターの覇家斗選手です。(斎藤隼人社長)

仕事において動き続けていないとソワソワする性分なので儲かってそこで終われないんです^^;

2019年11月高崎市にてAimhigh3店舗目Openしました。

内装、機材にこだわり群馬県では珍しい「セミパーソナルジム」をOpen


今回は、ストレッチ店とは違い得意分野のフィットネスだから損益分岐点をすぐ越えるはずと意気込んでいました。

序盤こそ、新しいビジネスモデルに最初は苦戦するも
徐々に会員も増えて一安心と思っていたタイミングでしたが。

魔のウイルスの脅威にやられます。



いよいよ忍び寄るコロナウイルス騒動

2020年になると1月2月3月と徐々にコロナ騒動が過熱してきました。
4月になると東京で緊急事態宣言になり
この辺りで、かなりお客様の動きがなくなりました。どうする事のできない事に相当のストレスを抱えていました。
出来る対策を調べながら、やれることをやる不安を抱えたままやりきっていました。
5月からオープンが決まっている栃木支店を停めることも出来ないし途方もないストレスでした。

そして、5月になると群馬県や栃木県にも緊急事態宣言が適用され
Aimhighのキックボクシング会員は一気に半分近くまで減り。
栃木支店はオープンしても入会者がチョロチョロ入る感じでした。
この時、比較的感染リスクが少ないパーソナル、セミパーソナルは3割減くらいと言ったところでしょうか。

経営者としての英断

この時実は、国からの補助金が僅かですが
個人100万、法人は200万給付されたんです。※ちゃんとお店を閉めれば
しかしこの時、Aimhighは営業を続けました。賛否が生まれる事ですが、私なりにウイルスについて調べ、ウイルスの性質や、亡くなった方の人数を調べた所、圧倒的に運動習慣を会員さんから奪い取る事の方がリスクが高いと感じました。
その結果、お金は貰わず営業をする!を選択しました。
会員様も減りかなり苦しい状態でしたが
自分達の理念を通せたと思っています。

1日ジムに誰も来ない日が起きたり、電話が鳴れば退会、休会の問い合わせで涙が出た日もありました(笑)
どの位辛かったのかというと
白髪がこの時限定でたくさん生えてきました(笑)

自分達のアイデンティティーを取るのか、長い物には巻かれろになるべきだったのか?
もちろん、今このブログを笑顔で書けている今があるので全て笑い話ですが。あの時、魂売ったビジネスをしなかった事は自分達の中では誇りです。


コロナ禍フィットネスの生き残り方

この時、この状況が長く続くとキャッシュアウトするので対策を考えました
・融資
・非接触型事業
・見せ方

融資に関しては、この時コロナ融資枠というものがあり
利息なしで融資が受けられるというものでした。
いつまで続くか分からないこの状況でお金を持つ事は非常に大切でこの時3000万円ひとまず融資を受けました。

非接触型に関しては
・オンラインパーソナル
・オンラインキッククラス
・アプリ制作

パーソナルトレーニングに関しては、比較的被害が少なかったもの
ジムには行けないという人ももちろん居ました。
そんなお客さまにはZOOMパーソナルで対応していました。
キックボクシングに関しては退会者多数だったので公園を使った公園キックボクシングをやったり。
会員様限定のオンラインクラスレッスンで退会、休会を防ぐ努力をしました。
あの時、会員さんがオンライン越しでみんな集まってくれた時の嬉しさは忘れられない。
そして、エイムハイが好きだからジムには行けないけど休会しないっと言ってくれる人たちの優しさは忘れられない。
コロナのお陰で商売の本質である人の繋がりを感じられたのです。

オンラインフィットネスの様子

そして、アプリ制作こちらは近日ローンチされるので今更感ですが(笑)
この時がきっかけで作ろうと感じました。
コロナ禍のお陰で自宅でほとんどの事が用をたせるということに気付いた方も増えたのでこちらはこれからが勝負です。

振返りるとこの2年間は本当自分を成長させてくれた2年だと思っている。そして最高のチームに感謝でしかなかった。3編目から一気に加速していくのもこの経験における賜物と思っている。
格闘家現役時代もそうだったが何かに夢中になっている時、孤独感を感じるし正直辛いと感じる。しかし、乗り越えて成功できた時あの時があれはあれで楽しかったと話せるのである。飲んだ時の話のネタになる笑

私は過去を変えられると思っている。

失敗のまま終われば嫌な過去で終わりますが。
最後に成功すればどんな過去も、全て良い経験に変わるという事だ。
私自身、今も走り続けている
だから、今までの失敗した事や頓挫した事を一度も後悔や失敗と思っていない。
成功する為の経験でしかない。

中澤 純の経営者としての能力

ここまでを振り返ると、有難い事に自身の能力や才能で足りない部分を
自分より優れた人間が私と一緒に働いてくれている。しかもそれは、お金で集まるではなくビジョンに共鳴して来てくれる。

P.S
これから、経営者を目指すあなたがこのnoteを見てくれているなら、ぜひ取り入れて欲しい考えです

ビジネスモデルからビジネスを生み出すのも大切です。
ただ、
今の現実を見て、もっとこうなれば良いよね?「そんな未来を作る仕事をやろう!」こんな想いを持った経営者が増えてくれたら
私は嬉しく思っています。
経営者は器の大きさで人が集まると思っています。
私自身、これからも自分を律していきます

次は急成長を遂げるAimhighグループ編です。


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