「ストレスによる肌荒れ」という難解
高校生の頃まで、ずっと数学が好きでした。そして数学出来ると頭良さそうに感じるのですが、数学以外の教科は壊滅的に苦手でした。笑
特に得意だったのは「因数分解」。今となってはなぜあんなに楽しく解いていたのか疑問でしかないのですが、やたら得意でした。
ax−ay−2x+2y = a(x−y)−2(x−y) = aA−2A = A(a−2) = (x−y)(a−2)
↑因数分解はこんなやつですね。
一見複雑そうでそのままでは何だかよく分からず解きにくい問題を、構成する要素・要因に分解する。それによって問題をシンプルに捉えて、解きやすくする。みたいなことが因数分解の目的だったと思います。……多分。
なぜ、急に因数分解の話をしだしたかといいますと、この因数分解。今になって結構役に立つ学びだったのではないかと思うのです。
スキンケアやメイクのレッスンをしてると、人それぞれ「悩み」を抱えています。特にお肌で悩む方が一度は目にしたり、耳にしている言葉。
「ストレスによる肌荒れ」
肌荒れの原因をネットで検索したり、お医者さんに診てもらったり、エステにいって話を聞いたりするとストレスと肌荒れの繋がりはなんとなく知っている方が多いと思います。
で、その問題とどう向き合ってくか!どう解いていくか!なんですよね。
・ストレスによるニキビと言われて、患部に外用薬を塗ってます
・ストレスによる肌荒れだから鎮静させるスキンケアを使ってます
・サプリ飲んでます
↑これって、「ストレスによる肌荒れ」っていう問題に対して、解こうとしているのではなく、あくまで対処なのです。
対処ばかりで問題の根本に目を向けていないと、もぐらたたきゲームみたいに出てきたら叩いて引っ込める、でもまた出てくるから叩いて引っ込める。次第に出てくるスピードが早くなったり、もぐらの出没スピードが増える。みたいなことになったりもするし、
テストの問題で一つ一つの問題を後回し先延ばしにした結果、残り時間10分で膨大な問題量が残って解けない!みたいなイメージで、蓄積していきもっと解決が難しい状態になるかもしれません。
もちろん、対処法が必要なときもありますし、適切な処置で救われることも山程あります。ここで言いたいのは、対処法で悩みが一旦落ち着いたとして、それって根本解決じゃない。対処と同時に根っこと向き合わないと加速したり変異しながら繰り返すことも十分に考えられる、ってことです。
「ストレスによる肌荒れ」は、自分が抱える「ストレス」を分解して、向き合ったり、知ったり、より寄っていかないと解けっこないのです。
ここで難しくて楽しくなってくるのが、人によって「ストレス」って全然違うこと!!数学の因数分解は公式に当てはめれば解けるけど、ストレスの因数分解は公式がありません。そして正解・不正解の判断も不明確…というか自分の肌で、体で、感じて判断するしかないのです。
例えば、
「ストレス」といっても、色々あります。
生活習慣、対人関係、仕事、家庭、生活環境、精神状態など
そして「生活習慣」といっても、色々あります。
睡眠、食、喫煙、飲酒、休養、運動不足など
更には「睡眠」といっても、色々あります。
睡眠の質なのか、睡眠不足なのか、入眠時間など。
もっというと「睡眠の質」といっても、色々あります。
寝具があってない、寝る直前に食べてるから内臓が寝るモードになってない、身体が冷えてるなど。
睡眠は精神面とも深く関係するから、自分の精神状態と向き合うことが大切だと気づいて振り出しに戻るかもしれない。
上記にあげたのはほんの一例でざっくりした感じですが、こんな感じで自分のストレスの要素を分解してあげる。何をストレスとして感じる身体なのか、自分で実験しながら検証して、自分を知っていく。
そしてそれって時に面倒なこともあるしつまづくことも正直ある。だから休んだり、一息つきながらで全然良いと思います。
決して焦らず、無理せず、半歩ずつでもいいので自分のペースで、ゆるく向き合っていけばいいと思う。難解なんだから、そんなすぐに解けるわけないんです。^^
自分の難解、私もあります。…便秘、とかね。(急な暴露。笑)
その”難解”があるほど、もっともっと楽しく柔らかく自分らしく心身ともに健全に生きられるよーっていう身体からの合図だったりもする。悩んでるのは自分だけじゃないし、悩んでることって決して無駄ではないですよ。
自分がどんな意識で生きてるのか。
その意識次第で、結構この先変わりそうだなーって漠然と、それでいて確かに思いながら生きてます。
<ぼやき>
エメノニワがいよいよ明日12/1OPEN!スキンケアを通じて自分と向き合う、自分を知るってところから発展して、自分に興味を持ったり、身体や心に目を向けてより素敵になるためのお手伝いが色んな角度から出来るといいな!
OPEN準備ラストスパートですっ!
AimerDAIKANYAMA アドバイザー奥原
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