東京現音計画#10 -program note- 資本主義における消費と音と質感
売れる物、売れるコンテンツ、売れる音楽。もっともっと!過剰に……。
資本主義社会に生きる私たちは「売れる」「売れない」の尺度によって、意識している以上に多くの物事や行動、活動、環境が不可抗力的に方向付けられ規定されています。ひとつ公演を行うにも、管弦楽作品を一曲上演するにも、生き方の選択ひとつにも、翻弄されうる私(たち)。当たり前と思っていることでも少しズームアウトして見てみると、この消費構造によってしか実現し得ないような独特の状況というものがたくさんあって、今夜はそこにス