映画『AKIRA』に込められた天からのメッセージとは?! スピリチュアル・カウンセラーの視点で読み解きます!③
【なぜ題名が「AKIRA(アキラ)」なのか?】
人類の存亡さえかかった破壊神とは、誰の心の中にもあるもので、「アキラ」を手にしようとした時から、蠢きはじめるのだとメッセージされていると思います。
だから題名が「テツオ」でも「カネダ」でもなく「アキラ」なのは、「アキラ」を手にした個人によってストーリーが変わり、そのなんとも表現しがたい「力」の呼称を「アキラ」にしたのだと思います。
【インナーチャイルドのもっと深みへ】
さて、その怨霊さえも巻き込む力を持ちかねない「インナーチャイルド」を、シャーマニズムが根付くハワイアンの人たちは「ウニヒピリ」として、人類の潜在意識の集合意識だと見解しています。
その意識を癒すために「ホ・オポノポノ」という考え方があります。
その「ホ・オポノポノ」では、【自らの記憶に向けて、「どの記憶が問題を引き起こしているのだろうか」と問いかけた後、「ありがとう、ごめんなさい、許して下さい、愛しています」というマントラを繰り返すことで実践される~ウィキペディアより~】と言われています。
そして、例え他人が巻き起こしている事象でも、自らの気付きのために引き起こされていると考えられています。すべての事象は自己起因だと。
この考え方は、他の宗教であっても、また現代の自己啓発や成功法則の中でも語られていることであり、ハワイ特有…いうことではなく、普遍的な地球全体のテーマであるともいえます。
この地球(ほし)では「ワンネス」を理解しようね、ということなのだと思います。
私たち地球人の学びの根底に「インナーチャイドルへの癒し」は不可欠であると思います。
【この映画が今、人類に問いかけていることは?】
40年近い時間を越えて、この映画が人類に問いかけていることは一体何なのか…?
それは「劣等感からくる「自己顕示欲」「所有欲」を乗り越え、今後大いなる「力」を持つための「器」を広げなさい。
そのために、記憶をたどり、過去の自分を癒す時間を今、持ちなさい。
他の誰でもない、自分自身こそが自分を認め、赦し、愛するために、自分の心へと出発しなさい」
と問いかけられている気がします。
その時間は今、持たされているように思います。
【癒すとはどういうことか?】
では、インナーチャイルドを癒そう、劣等感を乗り越えようとした時、具体的にどうすればいいのでしょうか?
さきほどの「ホ・オポノポノ」のところでも少し触れましたが、その感情(例えば、「いやだな~」とか、「やりたくないな~」とか、「ムカツク~!」とか)はどこからやって来ているのか、その記憶をたぐって、その起源に触れ、忘れていた自分を取り戻しに行こうということです。
忘れているならば、一生懸命思い出してください。
そこが、自分のためにする本当の努力のポイントです。
友人に聞くでも、親・兄弟に聞くでも、日記を読み返すでも、なんでもいいのです。
その面倒くさい努力を自分のためにしてあげることが、インナーチャイルドが喜ぶことなのです。
「自分のために、時間を割いてくれた」
これは、子供が一番「愛されている」と感じることなのです。
あなたもそうじゃありませんでしたか?
「親が自分のために忙しい時間を割いてくれた」
そんなささいなことが、とても嬉しかったのではないでしょうか。
それを今、大人の自分が子供の自分(インナーチャイルド)のためにしてあげて欲しいのです。
大人になったあなたの時間を「インナーチャイルド」という「小さな自分」のために割いてあげてください。
今、その時間はたっぷり与えられたのかと思います。
さて、スピリチュアル・カウンセリングでは、そうした現世での幼少期の記憶のみならず、前世からその記憶を探り、みなさんの学びのテーマを一緒に紐解き、お伝えしていくカウンセリングです
こんな時だからこそ、自分に寄り添う時間を持ってあげてくださいね。
いつでも私達は、皆さんの悠久の時間からの癒しに、一緒に取り組んでいきます。
最後に…「アキラ」や「キヨコ」たちはなぜ力を使いこなせなかったのか?
さて、映画『アキラ』を読み解く!いかがでしたでしょうか。
そして最後に、なぜ「アキラ」や「キヨコ」「マサオ」たちはその力を使いこなすことができなかったのか?ここを見ていきましょう。
あの「力」は心が純粋でなければ使いこなせないことは、なんとなく理解できたかと思うのです。であれば、キヨコたちが使えてもよさそうなのですが、キヨコたちも「私たちも無理だったの。アキラくんも…」と話しています。
そのことで、あの「力」を扱うには、純粋な心ともう一つ…。
力を何のために使うのかの強い動機を併せもつ器がないと扱えないのではないか、と思います。
それに「アキラ」や「キヨコ」たちが圧倒に不足していたものはなんだったのか…?
それは、「現実生活での経験」だったかと思います。
隔離されていましたのでね。現実(リアル)の世界を生きて(生活して)ないと、心の底から、もしくは魂の底から湧き上がる、本当にあの力が必要な理由が分からないのではないかと思うのです。
どんな才能があったとしても、それを何のために使うのかを深く理解できないと宝の持ち腐れとなり、逆に力の持つ大きさに自滅してしまいます。
そして、私たちはずっと「力」をきちんと扱える「器」を持った本当のヒーロー像を待ち続けているのではないかと思うのです。
この40年近く「カネダ」のような熱くて純粋な青年に託されてきたヒーロー像が、現代塗り替えられようとしているのではないかと思っています。
そう。それはまったくの新しいヒーロー像です。
さて!次回は……。
今求められているまったく違った新しいヒーロー像について詳しく読み解いていきます!
なぜ『鬼滅の刃』がこんなに流行しているのか?30代40代の女性になぜ刺っているのか?!~次時代は「エンパス」がヒーローになる~
をお送りします!
では、次回までオヴォワ♪
とてもはげみになりますので、♡をお願いします♪