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日本語学校をやめた私の「キャリアチェンジ×キャリアアップ」の体験

日本語教師アイディア広場
Zoom Bar100回達成しました!
皆さま、ありがとうございます!

今回は、外国人介護士を研修する企業でお勤めの
中島智子さんの
「キャリアチェンジ×キャリアアップ」の体験です



中島さんは、日本語学校で11年勤務されました

コロナで環境の変化を感じた時、

「このまま、日本語教師を続けていていいのか?」

そう思い、日本語学校をお辞めになったそうです


仕事から一旦離れ、考えてみたことは三つ、


日本語教師が授業のために使う時間

日本語教師がもらうお金

日本語教師以外の仕事のこと・・

日本語教師なら、誰でも考えますよね

初めて行ったハローワークで
介護の実務者研修が無料で受講できることを知り、
受講されました

そのことがきっかけで、
中島さんは現在の会社に入社されました

企業で働くという新鮮な気持ち、
介護分野で日本語教育をやってみたい!


しかし、そうはなりませんでした

日本語教師としてのキャリアを買われて採用されたはずなのに、
その職場には中島さんの登壇する場所はなかったのです

なぜでしょう?


その会社には、
EPA介護1期生
ベテラン介護福祉士×N1保持外国人日本語教師がいたからでした


周囲の日本人社員や外国人社員の認識は、

・介護福祉士ではないのであなたは専門家ではない

・介護の実務経験もないので教えられることはない

・N1保持者が教えた方が早く分かり易く教えられる


中島さんは、
自身の価値を理解してもらおうと努力しましたが、

「高い壁がありどうにもならなかった」
とおしゃっていました

悶々とした日々が続きました
(耐えてチャンスを待つしかない・・)

こう考えていたある日、

中島さんの会社に研修修了者の配置先施設から
ある要望が届いたそうです

「日本語ができないと利用者さんを危険に晒すことになる、
 日本語会話力をもっと上げてほしい。」


中島さんは、この課題に取り組み、

N5、N4レベルにある外国人を
N3に近いレベルのコミュニケーションができるようにする授業で、

配置先の施設から高い評価を得ました

更に、
配置先の介護施設に「やさしい日本語のワークショップ」の提供を行い、
日本語コミニュケーションの相談役として信頼されるようになりました

社内で中島さんには「スゴイ人」に変わり、
外国人日本語教師もアドバイスを求めてくるようになり、

社長も介護施設での「やさしい日本語」の普及に関心を示してくれる
ようになったとのことでした。

中島さんは、
企業内で日本語教師としての専門性を発揮し、
その効果を外へ外へと広げて行きたいとおっしゃっていました

「ご自身の成長を感じた2年間だった」と締めくくられました

これが中島さんのキャリアチェンジ、
キャリアアップの体験談でした

中島さんの体験談を聞いた方々は、

日本語教師には、「結果を出すことのできる実力」が必要だ
ということを感じたとおしゃっていました


私も次のことを感じました


日本語教師としての実力は、
 顧客(学習者)のニーズを満たすことで証明される
 評価や報酬はもその実力(授業力)に比例する


「実力」のある日本語教師はどんな専門分野であれ、
 日本語指導の技術を活かし、最良の結果を出すことができる


どんな日本語教師を目指すのか、自分自身を見つめてみる
 不足している能力は何かを科学的に考え身につけることが大事


皆さんは、3年後、5年後どんな日本語になっていたいですか?

日本語教師の授業報酬は低いよく言われますが、
上がる見込みはこれからもありません

ならば、自分の自身の市場価値を上げ、
自分で授業報酬と交渉して上げていくのが合理的です


企業は、いま専門性の高い日本語教師を求めています

中島さんの例のように
企業の価値を上げてくれる日本語教師は
これから益々、需要が高まっています


エルロンは、皆さんに共有できる有益な情報をもっています
今後の参考にしたいとお考えの方は是非、ご連絡ください





最後までお読みくださりありがとうございました



どんな専門性を身につければいいのしょうか?
エルロンは日本語教師の皆さんの
キャリアチェンジ・キャリアアップをお手伝いします

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体験談を語ってくださった
中島さんの受講された2つの実践研修

教えない日本語マスター研修【近日開講!】



やさしい日本語ワークショップ・ファシリテーター養成講座


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