ぬいぐるみを手放せない自分が嫌だった。汚い、早く捨てなさい、まだ持ってるの?と何度も言われた。やはり固執している私が「ヘン」なのだ。人に見られた時、バレたと思った。また馬鹿にされるんだと身体が硬直する。彼は、手元を覗き込みこう言った。「こんにちは、お名前は?」

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