『類語辞典』展開あるあるシーン集 職業編

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 今回の記事は『類語辞典』シリーズ(アンジェラ・アッカーマン、ベッカ・パグリッシ著 フィルムアート社)からのまとめです。

 『類語辞典』シリーズは性格や感情などで物語を展開させるパターンが豊富に記されており、シナリオライターの方は読めば必ず参考になる本です。

 シリーズのうち『職業設定』の「葛藤を引き起こす原因」と『場面設定』の「物語が展開する状況や出来事」の欄には物語の展開あるあるが多数載っており、中にはあまりの納得度の高さに笑ってしまうものもあります。

 今回は2冊のうち、登場人物の職業から物語の展開を膨らませる『職業設定 類語辞典』にあった特にあるあるだと感じた文章を抜粋します。

・運転手
危険な客を拾う/カージャックにあう

・客室乗務員
機内に急病人が出る

・飲食店のウェイター、ウェイトレス
客に食い逃げされる

・警察官
同僚が殉職する

・看護師
愛する人が末期の病気の患者で余命を生きる手助けをしてほしいと頼まれる

・パイロット
不時着しなければならない/テロやハイジャックに直面する

・バーテンダー
客が勘定を払えない

・農家
作物や家畜が全滅する/農場が干ばつや洪水に見舞われる

・大工
悪天候の中で作業をする

・潜水士
サメに遭遇する

・スポーツ審判員
試合が延長戦に入り、長時間審判をしている

・プロスポーツ選手
痛みが消えない。または選手生命を脅かすような怪我をする

・裁判官
無罪の人を有罪にしてしまう

・ツアーガイド
客の一人が遅刻し他の参加者全員が待ちぼうけを喰らう

・刑務所の看守
刑務所内で暴動が発生する

・シェフ
閉店直前に客が入ってくる

・警備員
退屈していて、または気が散って重要な事を見落とす/侵入しようとしている子どもに撒かれる

・清掃員
ゴミの中から機密文書を発見する。その機密を他の人と共有するべきかで迷う

・トレジャーハンター
財宝にたどり着いたが、先客がいた

・工事現場監督
従業員が現場に現れない

・小説家
スランプに陥り、何も書けなくなる

・中小企業の社長
会社の現金をなくす。または従業員などに着服される

・消防士
仕事が過酷なため家族にも負担がかかる

 
 ここまでに上げたもの以外にも『職業設定 類語辞典』には、物語に登場する職業とその職業の人が物語でどのような役割をになうかのアイディアが多数掲載されているので、興味のある方は読んでみて下さい。

 次回は『場面設定 類語辞典』の物語あるあるを紹介します。

 

 





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