見出し画像

熊本地震からもうすぐ4年の熊本城

我が家は、熊本城から歩いて10分ほどのところにあり、昔っから熊本城はとっても身近なものだった。

3日坊主の私が運動始めるって言って、走りに行くのも二の丸だったし、小学校の教室の窓から授業中ぼーっとながめるのも熊本城、中学校のスケッチ大会も熊本城で、石垣描くのは結構大変だった記憶がある。

春は桜並木が大変綺麗で散歩コース。

お正月は、市民は無料で入れるので、天守閣に登ったりして、近所ながらに楽しんでいた。

知り合いが奈良の東大寺まで歩いて行ける距離に住んでいて、なんて贅沢なんだ!って思ったけれど、我が家も相当贅沢なもんだ。


そんな身近にあった熊本城だが、熊本地震ですごい変貌を遂げた。今まで通れた道も通れなくなったし、石垣も崩れてしまった。



画像3



熊本城の石垣は、武者返しといって、シャープな曲線がとってもかっこいい。大阪城の石垣は確かに大きくてスケールがデカくて圧巻なのだが、どことなく直線なのがダサい、なんて思ってしまうほど熊本城に毒されている。


最近は少し通れるようになったので、犬の散歩に熊本城に行ってみた。

崩れた石垣は日に日に姿を変え、綺麗に並べられたり、崩れたお塀を見学できるような見学通路が設置されて、地震前の姿の写真をパネルで紹介されている。地震復興観光スポットとして、人気があるようだ。

目をつぶれば、震災前の姿がすぐに思い出されるほど身近にあったので、元の姿も良く知っているが、崩れた今の姿は昔にも増して力強い生命力を感じる。


そんな石垣の崩れた石の山に、たくさんの草木が生えている。

時が経ったなーと感じた。

画像2

二の丸は、いつものようにランニングの人と、ピクニックの人、大学の卒業式後の袴姿の人だかりに、地元高校生の野郎どもが仲良く集まってダルマさんが転んだをやっている姿などなど、コロナパニックの中でも、距離をとって遊び回れるだけの広さがあり、そんないろんな人たちをいつだって受け入れている寛容さがあるように感じた。






無料の記事にしていますが、サポートしてもらえたら、励みになります。