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Vol.7 リングに立って戦う人

第7回目 2022年5月14日(土)放送

お笑い芸人、南海キャンディーズの山ちゃんこと、山里亮太さんのことをお話ししました。私は山ちゃんがやっている単独トークライブ「山里亮太の140」がとても好きです。そのお笑いライブでまさかの衝撃を喰らい、泣きながら帰路に着いたことがありました。「己の舞台に立っているのか?」その件をお話ししました。

己の舞台に立ち続ける

このライブは「会場の外に出たら一切の記憶を無くす」という魔法が山ちゃんからかけられます。つまり、外に漏れるととんでもなくマズイことを喋りまくってるんです。だからものすごく面白いです。ライブに行った人は一様に「面白かった、記憶は一切ないけど」とつぶやきます。ライブの内容に触れないけれど、ライブの素晴らしさは絶賛というそのつぶやきを、山ちゃんはニヤニヤしながら読んでいるとか。そんなところも人間臭くてとても好きです。

先日、沖縄でも「山里亮太の140」が開催されました。もちろん行ってきました。
内容は記憶を無くしているのでわかりませんが(ちゃんと守ります笑)、相変わらず山ちゃんのお客さんへの信頼はすごいなと感じました。そしてその覚悟を貫いている山ちゃんは、とてもかっこよかったです。

今の時代、誰でも発信できる時代。どこからでも話は漏れます。その状況にあってなお、あのファイティングスタイルで戦い続ける山ちゃんが本当にかっこいい。
そこには来てくれたお客さんに喜んでもらいたい、笑ってもらいたいという芸人としてのサービス精神やプロとしての覚悟を感じます。それを見てると本当に痺れます。めちゃくちゃかっこいいです。

ちなみに山ちゃん、普段はあの赤メガネでちょっとファニーな容貌を装ってますが、実際見ると背が高くてスタイルが良いんです。よくオードリーの若林さんから「足が長い」といじられてますが、本当に足が長くてシュッとしています。そういう意味でもかっこいいです。

妬み嫉み僻みを笑いに

妬み(ねたみ)、嫉み(そねみ)、僻み(ひがみ)。
持っているとあまり気分の良くない感情たち。しかも表に出してしまうと自分の器の小ささを露呈しているように感じるから、ひっそり持ち合わせている人も多い感情かと思います。私もその1人です。

山ちゃんは惜しみなく正直にその気持ちを晒します。でもただ単に晒すだけじゃなくて、笑いに昇華する。「みんなこんなことがあったのよ、聞いてよ」って文句言いまくって話しながらも、聞いてるこっちは面白くて仕方ない。
それができるのは山ちゃんが話芸のプロだからであり、一流の芸人さんであるからに他ならない。ムカつく出来事も会場のみんなで笑ってしまえるエンタメに変わる。それはまさに芸であり、もはや芸術です。

日々いろんなことがあって、嫌なことにも遭遇する。妬み僻み嫉みも生まれる。でも、それを笑いに変えることができるんだよ、全部ネタにできるんだってことを、私は山ちゃんから教えてもらった気がします。
また今年も「山里亮太の140」に記憶を無くしに行きたいです。

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