食の現場から中継です。
こんな時なので文章に残しておこう。
4/1〜4/7まで百貨店に出店しています。出店と同時に本格的な自粛が始まり、日に日に状況が代わってついに非常事態宣言が発令されます。
この1週間はお客さん、スタッフ、関係者の感染リスクを減らすための対策を毎秒考え、日々調整を続けて来ました。自分1人の判断で関係者の生活に大きな影響が出る状況の中、未来を考えて行動するのは正直大変です。
皆さんも大変な時期だと思いますが、頑張りましょう。
そして
百貨店の方々も、お客さんの安全と生産者を守るために力を尽くして下さっています。売る側も、無理をしてまでご来店いただきたいとは思っていませんので、皆さんどうかご自愛ください。
今食の現場で起こっている事。
こんな時だから伝えたいことをシェアします。
私たちが扱う食品には "消費期限"があります。
在庫にもならない"廃棄"と常に隣り合わせ。もちろんうちも、とっても苦しい状況です。
ただ、極端な話うちのような加工品は、需要がなければ生産を止めればロスを減らすことができます。
しかし野菜やお肉、乳製品など、自然界のものはそうはいきません。
出荷するために何ヶ月も前から丁寧に育てられていることを考えると、本当に心が痛い。現場にいる生産者さんもたまらない気持ちです。
食の未来のためにできる事
給食も飲食業もストップしている今、行き場のない食料が大量に処分されています。
食べる事が好き。食の未来に投資したい。そう思う方は少しでもいいので、生産者のためになる食品を選んでいただけると嬉しいです。
①お家でフレッシュなものを食べよう!
ネット上には、フードバンクや生産者から生鮮食品を直接購入できるプラットフォームもたくさんあるのでぜひ覗いてください。いつもは買えない業務用食材もたくさん出回っています。こんな時だからこそ、お家で新鮮な食材を楽しみましょう!
②デリバリーやテイクアウトを利用
飲食店は危機的状況です。事態が収まった頃には、お気に入りのお店がなくなっている..なんて事も十分にあり得ます。デリバリーやテイクアウトが出来るお店が増えているので、ぜひ活用してください。
※感染防止対策が行われているお店であるか見極める事も重要です。
食に関わる仕事をしている同世代のみなさんへ。
まずは自分と周囲の人の身を守ることが先決です。そして、少しだけ周りを見渡して見ましょう。
自分たちが携わる業界の未来を守るのも、大切な仕事の一つだと思います。ネットにも慣れていて、体力もある!そんな私たちの世代は、自分+αのことがきっと出来るはずです。今ダメでも、体と心が元気な限り何とかなります。
食の未来のために出来ることを各自考えていきましょう!
HEAYS PANTRY 代表 永濱愛子