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頑張るオッサンの物語があるから、頑張れるオッサンになりたい

僕が好きな漫画に「怪獣8号」と「宇宙兄弟」がある。どちらにも共通しているのは、いい歳したオッサンが頑張るストーリーというところだ。

若い時に夢見たけど、一度は諦めて。でも諦めきれなくて、もう一度挑戦する。

2つの漫画は共に「もう一度挑戦する」ところから物語は始まる。若い世代に追い抜かれたり、挫折しそうになったり、色んなことが起こる中で、オッサンが意地を見せていくのだ。

こういう話に、40歳近くなったオッサンの僕は心を動かされる。
だいたいの漫画の主人公には類い稀なる才能があって、それをうまく活用しながら物語が進んでいく。

そんなこと、ありえないでしょうよ。

歳を重ねると、思考も少し捻くれる。
トントン拍子に進むストーリーを素直に受け入れられなくなってしまう。そんな中で、同年代くらいのオッサンが頑張る話には親近感が湧く。

夢ってものは、叶うのだろうか。

10代・20代の頃と比べると確実に、夢なんてものを自由に思い描けなくなっていて。叶わないのが当たり前な雰囲気を感じるようになっていて。
追いかけることすら、はばかられるように感じてしまう。でもオッサン主人公は、それでも夢を抱き叶えようと頑張る。その姿に期待してしまうのだ。

もしかしたら、今からでも頑張ればどうにかなるんじゃないのか。まだ間に合うんじゃないか。

本物の現実は厳しいのかもしれない。でも、薄っすらとでも光が見えることが、前を見るきっかけになる。

頑張るオッサンの物語が続く限り、頑張れるオッサンを目指して生きていきたい。

そんなことを思った金曜日の夜。

乾杯!

…あまざけだけど。



今回のお題「憧れ〜、あの作品の主人公みたく生きたい」

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