ふるさと納税で寄附する時期について

前回、ふるさと納税に関してこんな記事を書いた。

今回は「ふるさと納税をしてみたい」と考える方に、オススメの納税時期について話そうと思う。

世の中では、ふるさと納税をする時期は「12月」というのが一般的だ。なぜかというと、ふるさと納税では、1月から12月までの所得で納税できる限度額が変わるからだ。
サラリーマンであれば、だいたい12月の給料と共に源泉徴収票というものが渡される。早い話、これでその年の確定した自分の所得が分かるわけだ。
ふるさと納税で使える限度額は、この年間の所得を基準に計算できる。

納税限度額が、3万の人もいれば10万の人もいる。聞いた話では、600万なんて人もいるらしい。同じ日本にいるはずなのに、住んでる世界が違う気がする。

ちなみに、限度額の計算は下記のようなサイトからお手軽にできるから、自分で頭を使う必要はない。

ふるさと納税をするなら時期と金額をバラした方が良い!

ここからは、個人的にオススメな時期とその方法をご紹介。
まずは上記のようなシミュレーションサイトで大体の収入を打ち込んで暫定の納税額を弾き出す。サラリーマンであれば、月収がそんなに大幅に変わることはないと思う。夏・冬のボーナス・昇給で少し変わってくるかもだが、そこは例えば去年の金額を参考にしておく。ポイントは少し控えめに出しておくことだ。その方が後で調整しやすい。

暫定の金額が分かったら、その約3分の2にあたる寄附をその年の9月までに済ませておく。そして残りの3分の1を12月に済ませる。
これが個人的なオススメだ。
なぜ大半を9月までに寄附するのが良いのか。
理由は2つある。

1つ目は、お礼の品が早く届きやすい。

ふるさと納税でも人気の品は、すぐに各月分の在庫が無くなり売り切れになってしまう。そうなると各自治体は、お礼の品の発送月を延ばすことで寄附を受け続ける。その中で特に10月〜12月は繁忙期といっても過言ではない。
例えば、今の時期であれば2〜3週間で届くお礼の品が、12月末に寄附すると届くのは2〜3ヶ月後、遅かったら6ヶ月後なんてことはざらにある。それだけ12月はどこも寄附が集中する時期なのだ。
そうなると「せっかく寄附したのにお礼の品が全然届かない!」と余計なフラストレーションを感じたりする。これは、とてももったいない。だから、早めの寄附をオススメしたい。

2つ目は、払う金額の分散。

例えば、納税限度額が3万円だったとして。
12月に一気に3万円が出ていくのは、お財布事情的になかなかしんどかったりする。
なので、例え6月に1万、8月に1万、12月に1万と年間で計画的に分散させた方が家計に優しい。あと、季節のフルーツなんかを選べたりするから、真冬の12月じゃ手に入らないものがお礼の品として届くのも嬉しかったりする。

そして残りの3分の1は、ボーナスや昇給などで前年からの給料が変わる分のバッファとして考えておくといいと思う。
12月で所得が確定した時点で、再度サイトのシミュレーターで正確な納税額を計算する。増えれば、残額に足して納税すればよいし、減ればそこでストップしてもよい。必ずしも、限度額いっぱいまで使わないといけないなんてこともないから、そんなに焦る必要もない。

まとめると、
・自分の1月〜12月までの暫定の所得を、ふるさと納税のシミュレーターサイトに打ち込み納税限度額を弾き出す。
・その内の3分の2を9月までに寄附する。
・残りの3分の1は、源泉徴収票で確定した自分の所得をベースに再計算して12月に寄附。

これで効率良く「ふるさと納税」ができると思う。

あくまでも個人的なオススメなので、参考までに。



(note更新179日目)

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