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母のリモート合唱の試行錯誤 その後

大分更新をさぼりました。すみません。

その後も母のリモート合唱の試行錯誤は続いていたので、一挙まとめてご報告する。

ツールは結局ZOOMオンリー

 更新をさぼっている間に、母は自分が指導するママさんコーラスの他に、自らが所属する合唱団の再開にも着手していた。ZOOMはどうしてもタイムラグが出来てしまって、「声を重ねる」ことが醍醐味である合唱には不向きかと思われるが、最初にZOOMで始めてしまって他のツールに乗り換えにくいので、現行維持している。使ううちに段々と付属機能の扱いにも慣れてきていて、クオリティは日々向上しているようだ。
 主に使用しているZOOMの付属機能は
画面共有(楽譜を共有画面で見せて、「今ここですよ~」とか「ここのこの音が変でした」とか指示する)
チャット(何か言いたいとき、練習を妨げないので良い。まだ試行錯誤中)
以上2つである。

ZOOMで疑似ハモり体験をするには

 いろいろと実験をしてみたが、残念ながらリアルタイムでZOOM上で合唱することは難しそうである。
 ひとつ代替策として小さな成功を収めたのが、

相手の音声をミュートにして、一方的に演奏する(生音源を流す)

というものである。カラオケと違う点は、こちらで歌っている姿が画面越しに見えるのでライブ感があることである。相手と違うパートを演奏することで、発信側は残念ながら相手の声をミュートにしているために合唱している感はないが、受け手はハモることを楽しむことができるのである。

 母の指導するママさんコーラスで、アルトのパート練習時に、私がソプラノ、母がメゾを歌って、「一緒に歌って」と指示してみた。歌い終わると、受け手のアルトのメンバーは目を輝かせて「楽しい!」と言っていた。
要するに、少人数アンサンブル(各パート一人ずつといったスリリングな体験)を、他人に聴かれることなく楽しめちゃうのである。

 母が歌い手として所属する合唱団では、指導の先生の弾き語りに合わせてみんなで歌う(先生以外ミュート)というのをやっていた。

結論、弾き語り強し。伴奏を生で付けられると、よりライブ感が出て良い
しかも先生が超絶美声+歌上手いので、普段なら個人レッスンでしか楽しめない先生とのデュエットがお気軽に楽しめてしまう(笑)中には、

「思わず嬉しくて一緒に歌ってしまったが、自分で歌わずに息を流すだけにすれば、先生の声がまるで自分から出ているような錯覚が出来たのではないかと思うと残念だ」

という新しすぎる楽しみ方の提案まで出たw

練習場所の確保について

東京の緊急事態宣言も解け、街に人が戻りつつある今も、合唱の対面での練習の目途は立っていない。いち早く行動制限を緩和させたオーストリアでも、公式には5月29日から合唱練習の再開の許可が下りたが、ほとんどの合唱団は6月末までの練習を見合わせているようである。

母も、合唱練習用の施設の利用許可がやっと降りそうということだ。2週間前くらいに役所に合唱の施設利用の認可を提言しに行っていたが、「『早く使わせろ』と闇雲に言うのではなく、どうしたら安全性を確保できるのか、こちらでもアイデアを練ってから提言しなくちゃいけない」と言っていた。

 どうやら今東京混声合唱団の協力のもと、合唱用マスクを試作しているようである。ハードルは高そう。私もちょっと実験してみようかな。

つづく。


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