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タン・ジュンサンくんの素晴らしい演技に感動『ムーブ・トゥ・ヘブン』

★★★★★星5つ

ストーリーもよかったし、なんといっても主役のタン・ジュンサンくんの演技が素晴らしかった。感動作です。

アスペルガー症候群の青年と、これまでずっと疎遠だった彼の叔父が、ある事情から突然同居することに。二人は遺品整理会社を経営していくなかで、故人が生前に伝え切れなかった思いを残された人に届けていく。

シネマ・トゥデイ

タン・ジュンサン演じる主役のハン・グルはお父さんのやっている遺品整理会社を手伝っていたのですが、お父さんが急死してしまい、いきなりやってきた荒くれ者の叔父さんと同居しながら会社を続けていくことに。

タン・ジュンサンくんは、『愛の不時着』で第5中隊のマンネ、ウンドン役で初めて知りました。それで次は、彼が主役を演じるこのドラマを見てみたのですが、全然違う役柄を見事に演じていて、素晴らしかったです。

経歴を見ると、小さいころから子役としてミュージカルで活躍していたそう。芸歴はかなり長いみたいです。どうりでさすがの演技力です。

おじさんのチョ・サング(イ・ジェフン)もよかった。最初は遺産目当てでハン・グルの後見人になって同居することにしたのですが、たばこは吸うわ、暴力的だわ、全然ハン・グルのこと考えてくれてない感じだったけど、一緒に遺品整理の仕事をするうちに、だんだんその仕事の大切さがわかってきて、ハン・グルのことも大事にするようになっていきます。

『ストーブリーグ』の最後の方に特別出演してました。雰囲気違いすぎて私は全然気づきませんでしたー。

1話ごとに亡くなった人の遺品を整理するエピソードがあり、そのストーリー自体もすごくいいのですが、チョ・サングとハン・グルの関係性が少しずつ変化していくようすがとてもうまく表現されていてよかったです。

遺品整理会社に頼まないといけないような亡くなり方をした人たちの最期というのは悲しいけれど、遺されたものをていねいに整理して確かにその人だけの人生があったということをきちんと形にして送り出す、というところに温かいものを感じました。

すごく感動したいいドラマでした。

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