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久しぶりに見たぺ・ドゥナがかっこよかった『秘密の森』

★★★☆☆星3つ

是枝裕和監督の映画『空気人形』での演技が印象的だったペ・ドゥナさんをドラマで久しぶりに見ました。すごくかっこいい刑事さん役でした。

子供時代に脳手術を受けた影響で感情を失い、理性だけで行動する冷徹で孤独な検事ファン・シモク(チョ・スンウ)。日常のように目の当たりにする検察の内部不正を断ち切ろうとしていたシモクの前に、現れた第一の死体。その後、相次ぐ第二、第三の死体。

検察の内部不正を覆い隠すために相次いで起こる殺人の中で、周りの人すべてが殺人の動機を持つ容疑者として次々と浮上する。時には全員が犯人のように、時には全員が無実であるように感じられる…。そんな中、シモクはだんだん犠牲者たちの共通点に気付き始めるのだが…。

BS11より

正当な犯人探しの刑事モノでしたが、出てくる人みんなが怪しい。

けどそのうちみんなが怪しくなくなってくる・・・?

感情を失ったシモクと、熱いハン・ヨジン(ペ・ドゥナ)との組み合わせがすごくよかったです。

だんだんシモクのちょっとした感情の動きがわかるようになってきて。チョ・スンウさん、うまいなあと思いました。

ハン・ヨジンが後輩刑事に言った言葉が印象的でした。

「アトムの父親がこう言っているの」
「ロボットに父親がいるんですか」
「作者の手塚治虫のことよ。この言葉が大事なの。
「漫画で何を描いてもいいけど、基本的人権だけは茶化してはいけない」
漫画でもそうなのに、私たちも見習わなきゃだめ。警察官としての誇りを貫くのよ。」

「ちえのたね」より

これは、手塚治虫の『マンガの描き方』という本に載っている言葉です。

どんなに痛烈な、どぎつい問題を漫画で訴えてもいいのだが、基本的人権だけは、だんじて茶化してはならない。

それは、戦争や災害の災害の犠牲者をからかうようなこと。
特定の職業を見下すようなこと。
民族や、国民、そして大衆を馬鹿にするようなこと。

この3つだけは、どんな場合にどんな漫画を描こうと、かならず守ってもらいたい。

『マンガの描き方』

出典の本も買って読みました。

ペ・ドゥナを初めて見た映画『空気人形』。誰にでもおすすめ、というわけではありませんが、私はすごく好きです。Prime Videoで見た後、DVDも買ってしまった。

GYAOより

ぺ・ドゥナかわいいなあ。2010年の映画、もう12年も経つんですね。昔からの思い入れがあるから、一番好きな韓国女優さんかもしれない。

『秘密の森』はシーズン2もあるけどまだ見れていないので、これを書きながら続きが見たくなってきました。

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