見出し画像

シン・ハギュンの怪演とヨ・ジングの名演『怪物』

★★★★☆星4つ
小さな町の住民みんなで何かを隠しているのではないか、、、八つ墓村的な不気味さと、シン・ハギュンの怪演。最後まで真相が分からないドキドキにハマりました。

2021年 全16話
Netflixで視聴 2022年2月12日完走

エリート警察官のジュウォン(ヨ・ジング)は片田舎のマニャン派出所勤務を命じられる。パートナーを組むことになったのはドンシク(シン・ハギュン)。実はドンシクは20年前に妹を連続殺人事件で失い、その容疑者となった過去があった。そんな中マニャンで20年前と同じような猟奇殺人事件が発生。事件の捜査を始めるジュウォンだったが、かつての事件の資料が消えていたり、警察庁次長の父から捜査しないよう命じられる。町ぐるみで何かを隠しているのではと感じたジュウォン。実はジュウォンがマニャンにやってきたのはある理由があった。そして一方のドンシクも胸の内に秘密を抱えていた。ジュウォンとドンシクはお互いに疑いの目を向けながら共に事件を捜査することに。

KNTV

連続殺人の謎を解く、正統派のサスペンスドラマですが、なんといってもドンシク役のシン・ハギュンの怪演が強烈。目がやばい。

JTBC公式サイトより

そこに、ドンシクとは正反対のキャラであるエリート警察官、ヨ・ジング演じるジュウォンが加わって、いいケミを醸し出しています。

ヨ・ジングを私はこのドラマで初めて知ったのですが、後で『太陽を抱く月』を見て、子役の頃から上手だったんだなあと感心しました。

絶対仲良くなれそうになかったジュウォンとドンシクが次第に心を通わせていくのですが、最後一致団結して事件の謎を解くのかと思いきや、最後までお互いを信用してないよ、と言い続けるところが上手いと思いました。

その上で、本当はお互いを大事に思い、仲間と思っている、という気持ちがチラッと見えると、グッときますね。ドンシクの影響を受けて、徐々にジュウォンが変化していく。こういう細かいところが、さすが韓国ドラマだなあと思います。

サスペンスとしても、最後まで誰が犯人かはっきりせず、町の住民みんなが何かを隠しているみたいで、誰もが事件に関わっているんじゃないか、と思えてきて、怖かったです。

最後までドキドキが止まらない、面白いドラマでした!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?