🌿♯3. 命を繋げていく 毒の世代感連鎖の打ち切り
〜毒親世代間連鎖の断ち切り〜
私が幼い頃から両親が不仲だったことで喧嘩が絶えず、その火の粉が飛んできていて、いつの間にか心が火傷をしていたのかも知れません。
今は、その火傷の手当を自分で選択して、炎症は治ってきているそんなイメージです。
火の粉と感じる要因の一つが、母親からの承認欲求でした。
父と喧嘩をする度に、私に父親の悪口を言ってきました。私にとっても妹にとっても優しい父でした。旅行に連れて行ってくれる時も長距離運転は父。キャッチボールをしてくれたのも、宿題を教えてくれたのも、お風呂に入れて髪の毛を綺麗に洗って、目や耳の中に水が入らないように丁寧に流してくれたのも、仕事帰りに買い物をしたり、帰宅しても座らずに洗い物をしてくれたのも父でした。
母は明るくて愛情深い人です。しかし、重度の病気や生い立ちに背景があるのです。
母と一緒にいると、すごく楽しいし、丁寧な生活やインテリアなどのセンスはかなり高く、私はそんな環境が大好きです。子どもたちが困らないようにと、先に先にと言って杖をついていてくれていたようです。
母は苦しんできました。母の母も毒親なのです。だから、孤独で、誰よりも頑張り屋さんで、その苦しみを私や妹には理解して欲しかった。でも、気持ちのコントロールができずに罵倒したり。完璧な専業主婦が好まれる時代背景もあったのだと個人的には思っています。
両親の想いを知り、家族として私ができるのは、母の話をとにかく聴くことでした。母が安定していれば、父との喧嘩も防げて、妹も嫌な思いをしないで済む。その為にもバランスを何とか保ちたかったからです。
夜中であろうが、長時間聴き続けました。
話が脱線して、自分に火の粉が降り続けても、聴くことしかできませんでした。
しかし、本当の意味で母のことは分かってあげられませんでした。パワーバランスは親から子どもなので、子どもが親をなだめるという関係性はおかしいものですが、当時は違和感には気付きつつも術が分からなかったので、自分ができることに必死で、とにかく母の気持ちを落ち着かせることでしかありませんでした。
だから、最終的に言われる言葉は
『あんたに私の気持ちはわからない。この家に、私のことを理解してくれる優しい子は誰もいないんだ。他人の方がよっぽど優しいよ。なんて冷たい娘たちなんだ。』と。
本心ではないのか、本心なのか、混乱してしまう日々でした。
機嫌が良い時もあって、夫婦仲良くしてる時もあったり。。。
え?どっち?って、よく妹と話していました。でも結局は、喧嘩しているんですよね。ほんと迷惑な話です。
〜不安定は心に傷をつける〜
そういうことです。人間だから、安定して穏やかで居続けることは難しいけれど、その為にどうしたらいいのか、もっと真剣に考えて欲しかったです。
はぁ。。。苦しかったな。
子どもにとったら、夫婦は仲良くあって欲しかった。そうでないのであれば、一緒に住むべきではなかったのではと思ってきましたし、今でも思ってます。
母も父も、この絵本のようにできればよかったのに。
大人になると、素直な気持ちが言えなかったりするのでしょうか。園の子どもたちを見ていると、さっきまで大喧嘩していたのに、一瞬で許して仲直りして遊んでいます。
子どもたちから学ぶことっていっぱいあります。
そんな両親の元で育った私は、自分にとって大切に思う人との関係では、小さな不満だったり、誤解はすぐに解決した方がいいと思っています。
対話や、赤羽雄二さんが推奨されているアクティブリスニングという相手の話を徹底的に聴く技術は、信頼関係を築くために大事だなと痛感しています。
だから今の私は、心も体も健康でいて整っていたいと強く思っているのです。
それが、家族の心身の健康を守ることだと信じているのです。
世代間連鎖は、打ち切ります。
息子たちには、自分の人生の選択を託す。これは、信じるということ。
次回は、この息子たちへの関わりについての話を書こうと思います。
最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
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