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【幼稚園に負けない!】幼稚園が突然の学級閉鎖にパパは...。

「大好きな幼稚園に負けないように。」

朝,子どもを幼稚園に連れていくと,入り口あたりで担任の先生が駆け寄ってきた。

「○○組はお休みが多くて今日と明日は学級閉鎖になります。」

その言葉を隣で聞いていた娘は何が起きたのか理解するのに少し時間がかかったようだった。びっくりしていたような,うれしいような,さみしいような…ぼくにはその気持ちが推し量れない表情だった。

娘は幼稚園に行きたくないと言ったことがないくらい「幼稚園が好き」だ。「幼稚園が好き」というのは,友達が好き,幼稚園で遊ぶことが好き,先生が好き,といったことだろうか。環境や提供してくれる保育など,色々な意味があるのと思う。どれか1つが欠けてしまう日もあるのだろうが,他の要素が補ってくれているからこそ,「行きたくない」と思ったこともないのだろう。

もしくは(というか少なくとも),家よりも幼稚園が楽しいということなのだろう。

そこで思った。突然,学級閉鎖になってしまったことをプラスに捉えようと,幼稚園に負けないくらい楽しい日にしようと。

ぼくからしてもラッキーだった。1年も取得した育休は今月で終わってしまう。平日に娘と過ごせる日は貴重だ。そう思うことにしよう。きっとそうなのだ。

ということで,何をしようか。

学級閉鎖1日目は,あいにくの雨で絵本を読んだり,ひらがなのべんきょうに付き合うことくらいしかできなかった。

学級閉鎖2日目の今日は,少し肌寒さもあったが気持ちの良い晴れ模様。車を30分ほど走らせて,新しくて大きな遊具がある川沿いの公園に出かけた。平日ということもあり,人は少なかった。思う存分,遊具で遊べた。

家にあった「おさんぽ春みつけ図鑑」なるものを持って行ったのがよかった。遊具を一通り楽しんだ後は,河川敷を歩いた。お花を見つけた。そういえば,花の名前なんて全然知らないなと思った。見たことはある気がするその花は,紫色だった。図鑑をめくる。「ほとけのざ」と娘がかたことの日本語で発音する。なんか聞いたことあると思った。娘は見つけた印としてシールを貼った。

次に見つけたのは青色だった。小さかった。真ん中が黄色で,よく子どもが絵に描くようなお花のかたちをしていた。見たことはあると思うが,漢字でいうところの観たのは初めてかもしれない。図鑑をめくる。「おおいぬのふぐり」と書いてある。うん,初めて聞いた言葉だった。シールを貼った。

川はせせらいでいる。覗き込むと,ぼくと娘が映った。その向こうに青空と流れる雲,目を凝らすことで小さな魚が泳いでいることに気付いた。世の中の小さい魚ってだいたいメダカだよなと思い,図鑑をめくる。やはり,メダカがいた。シールを貼った。

他にも見つけた。たんぽぽのわたげ。ふーっと吹いた。一度では全然飛んでいかない。息の吹き方もかわいかった。花びらがもろく,さわるとすぐに散ってしまったぼたん。ピンク色だった。桜もわずかに咲いていた。つくしも見つけた。

おにぎりも作っていった。おにぎりの定義が三角形なのだとしたら,ぼくが作ったのはおにぎりとは言えない。丸でも四角でもない。新種の立体図形のようなかたちだった。娘はあまり食欲がないとあまり食べてくれなかった。

近くの室内の市が運営する施設に木のおもちゃで遊べる空間があった。そこでも思う存分遊んでいた。大満足かな。アイスを買って帰った。

娘に聞いたわけではない。幼稚園が学級閉鎖になってしまったこの2日間。パパと過ごしたこの2日間はどうだっただろう。

幼稚園に負けないくらい楽しい日になったといいな。翌日は幼稚園が再開するそうだ。よかった。大好きな幼稚園に行くことができる。でも,家でパパと過ごすのも楽しかったと思ってくれたらいい。

夕方,娘がしんどいと言った。熱を測った。

38.2

さて,明日は何をして過ごそう。

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