見出し画像

天気と気分

今日は朝からずっと雨。昨日も雨だった。なんだか何もする気が起きなくて、家でずっと動画を見漁った。頭も痛くてぼーってするし、勉強しようと思ってもやる気が一切出ない。家から出る気力もなかった。
何でこんなに無気力なんだろうってふと外を見たら、雨が降っているのに気づいた。

あぁ、雨か。

この一瞬で察した。私は雨の日は気分が落ち込んでいることが多い。私に限った話ではないと思うが、雨の日と言うのはどうも気分が晴れない。ましてや気圧の影響で頭が締め付けられるような痛みと、それに伴ってぼーってしてくる。自分の気分と天気はこんなにも密接に関係しているのだと思い知らされる。

晴れの日はやっぱり気持ちがいいし、なんだかすがすがしい気分になる。何か新しいことに挑戦したり、外に出たくなったり、新しい街に行ってみようと思ったり、何をするにも活力が湧いてくる。
反対に雨の日は、本当に何をする気にもなれない。ただ家で死んだ時間を過ごすことが多い。

こんな風になったのはおそらく留学に来たくらいからだろう。特にドイツの暗くて長い冬を経験したせいもあるかもしれない。日本でもしばしばこのようなことはあったが、ここまで多くはなかった気がする。たぶんやることが多すぎて、天気とか気分とか関係なかったんだと思う。天気が悪くてもバイトにはいかないといけないし、大学にもいかないといけない。
時間を惜しむ暇もなく(もてあます暇もなく)動いていた。

留学に来て初めてバイトがない生活。ざっと計算して月に約80~100時間ほど暇ができた。それに加えて長くて暗い冬。天候に左右されて引きこもる日々が次第に多くなっていったような気がする。課題や復習など必要最低限のことはやるが、+アルファで何かに取り組むということが非常に少なかった。
そして留学生活初めての長期休み。春休みの前半は旅行の計画を立てていたため、あっという間に時間が過ぎていった。旅行中に天気が悪くなっても、ワクワク感が上回り、たとえ雨の日でも楽しむことができていた。しかし後半はのんびりとした時間を過ごすことが多く、自分の気分が天気に左右されやすくもなった。晴れの日は散歩に行ったり、新しい街に行ってみたり、図書館に行って勉強したり。雨の日は一日中ベットの上で生活する、そんな日々だった。

なるほど、暇であればあるほど自分の気分は天気に左右されやすくなるのか。

また新たな学びを得ることができた。

留学生活はもう半分も残っていない。日本でもできるような生活ではなく、ドイツでしかできないこと、ヨーロッパでしかできないことをやっていこう。そのためには天気に左右されないようなモチベーションの管理を。死んだ時間ではなく生きた時間を。どうしてもだめなら1日だけ自分を甘やかそう。


追記)これは3月下旬から4月初めにかけての話。今は随分良くなった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?