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【人生相談】プライベートを充実させたら仕事が疎かになるのが怖くて自由にできないんです

「先生は海外に仕事で行ってるんですか?それとも遊びで行ってるんでしょうか?」
「え」


「古武術や武道、それに語学もされてらっしゃるのは仕事だからなんですか?」
「は」


「一人前の社会人の常識として、仕事とプライベートをちゃんと区別するようにと教わりました。時間を守ること。期限を厳守すること。社会人としての正しい振る舞い。そうしないと周囲の信頼を失うんです」
「そう」


「はい。仕事関係者とはビジネスですから、人間関係はあるにせよ、選り好みせず、利益になるように付き合うべきですよね」
「いや」


「でも、先生のインスタやブログを拝見していると、ゴルフで遊ばれたり剣道に打ち込まれたり、日本料理やイタリア料理を食べたり自分で再現することに熱心でいらしたり、アイスランドでオーロラをご覧になったりって、一体それがどうお仕事に結びついているのかが理解できないんです」
「エネルギー」



「・・・・というと??」
「難しく考えるなよ。やりたいことをやればいい。ただそれだけだ」


「いや、でも、仕事は仕事ですよね?プライベートを充実させることは大切だと思いますが、自分の専門領域を探求してスキルアップすることや、仕事に打ち込むことがないとプライベート自体が成り立たないんじゃないですかね?」
「その考えが根本的におかしいと、私は思っているよ」


「・・・・どこがですか?」
「仕事とプライベートは別物。それが常識なんだろうけど、おかしいと思わないか?だってさ、じゃ仕事してる時と遊んでる時、君は別人になれるのかね?」


「別人・・・いや、まぁ、でも肩書きやポジションに応じた行動や言動をとるように心がけます」
「そう。その行動や言動とやらが、自分らしいと思うかね?」


「そうですね、概ねはそう思います。もちろん社会人なので、全部が全部、自分のホンネに同意できるものとは限らないですけど・・・」
「うん。仕事してても、遊んでても、自分は自分なんだよな。一日は24時間。一年は365日。平等なんだが、結果に大きな違いが出る原因はここなんだよ」


「どういう意味ですか??」
「世界中、自分らしく生きていて成功してらっしゃる方々とお付き合いしているとだねわかることがあるよ。それは、みんな、やりたいことをやってるということだ」


「はぁ・・・・」
「やりたいことを、自分らしいスタイルでやっているということ」


「はぁ、、、でもそれは、独立起業していらっしゃる方々だからではないんですか?サラリーマンでは難しいのでは?」
「かなり割合は少なくなるけど、存在しているよ。自分の信念、やりたいこと、スタイルを追求すると組織に属することが心地よいという人だね」


「そうですか・・・」
「そう。だから本当に、自分がどうしたいかだと思う。自分は何がやりたいのか。どんなスタイルが心地よいのか。それを追求し続けていくことだと思うよ」


「でも、お金になることが仕事で、遊びはお金にならないことですよね?やはり遊んでばかりいてもダメな気がしますが」
「じゃあトランプ元大統領や多くのエグゼクティブたちがゴルフしてるのはなんでかね?遊んでるんじゃないのかね?」




「いやあれは気兼ねなく話せる環境設定であって、厳然たるビジネスじゃないですかね。エグゼクティブはゴルフ場で契約とるっていうのも同じ理由ではないですか」
「じゃ、彼らがゴルフの練習をするのは遊びじゃないの?仲間と旅行に行ったり、美味しいものを食べるのは?」


「それはソーシャルですね。人脈作りは立派なビジネスの要素だと、、、、って言い始めるとキリがないことに気づきました。つまり、ファッションだろうと食事だろうと趣味だろうと、その人の『人となり』を表すプレゼンテーションであるってことでしょうか」
「まぁ理屈だとそう。それすら関係ないんだよ本当は」


「・・・・」
「エネルギーだけ」

「・・・・それって宗教とは違うんですか」
「信じる者は救われるアーメンナムサン!」


「先生ふざけられてますか?!」
「私はね、ブラジルだろうとイタリアだろうとシンガポールだろうと、楽しそうだから行くだけ。自衛隊の訓練だって楽しいからいってるだけ。ゴルフだって剣道だって語学だって、やりたいからやってるだけ。もちろん世界秩序の再構築が使命だから、そのビジョンに全て繋がっているよ。だけれどね、その論理的な関係にはあまり興味がないのだよ。なぜなら一瞬一瞬、気分良くいることほど重要なことは何もないからね」




「そんな夢のようなことが可能なんですか?!」
「私は21歳からやりたいことを仕事にして生きてきてるよ。可能だよ。私の周りにもそういう方は結構いるよ。特別な才能は何も必要ないけど、一つだけ必要なものがある」


「それはなんですか?」
「覚悟。それを選ぶことは、世間の常識と正反対の選択をするということだから、当然めっちゃ批判されることを覚悟せんとね。それがない限り中途半端に終わって絶対上手くいかない」


「・・・・考えさせてください。お時間をもらってもいいですか」
「まぁ無理せんことや」





私は自分の人生を、自分らしく生きたい。

自分の使命を果たしたい。

そうじゃなければ生きている意味がないと感じる。

これは私に限った話ではなく、地球上で生きている全ての人間に共通していることだ。

自分が生まれ持った才能を発揮し、心の赴くままに生きること。

じゃあ貧困層に生まれたからとか、発展途上国に生まれたとか、シングルマザーとか、紛争が原因で、人が人らしく生きられない。

のか?

本当か?

現代人は論理的に統計をとって原因を分析し、解決策をイメージし、行動し、改善し、結果を達成しようとしている。

もちろん、私は、そのような極限環境下で生活している人と触れ合っている。

一方で、個人的なヘリコプターを飛ばして遊ぶような方ともお付き合いがある。

だからわかることがある。

人間は、心次第である、と。

心持ちとは考え方。

気分であり、エネルギーだ。

国連が提言するような『極めて豊か』とされる日本で、これだけ自殺者が多いのはなぜだろう?

安心して、自分に揺るがなし自信を持っている人がいないのはなぜだろう?

他人と自分を比べて常に不安に駆られてネズミたちのように右往する人が多いのはなぜだろう?

どうして経済的に豊かではない国の人たちの中に、穏やかで安心した平和な心を持った人たちをこれほどにたくさん見出すことができるのだろう?

経済水準・教育水準という西洋人の物差しで判断しようとすることが、そもそもの間違いなのだ。

常識がおかしい。

全部忘れよ。

自分の心が『いいな!』と思うことだけを考え、口にし、行動することだ。

それだけが、本来の自分を生きる道なのだから。


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