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どうやってカミングアウトしたか。皆の反応は?+アドバイス ~友人・知人・親戚編~


カミングアウトしたいけど不安。
カミングアウトってどうするのか知りたい。
体験談を聞きたい。



という方々のお役に立てればと思い、

LGBTQIA+のL歴18年間(初めて彼女が出来た時から数えて)で、カミングアウトという概念さえ無くなる程たくさんカミングアウトをしてきた私の実体験を元に、

・どうやってカミングアウトしたのか。
・その時の皆の反応は?
・私からのアドバイス。

のお話をさせて頂こうと思っています。

前回は母編、本日は友人・知人・親戚編となっております。

私のプライベートなんて興味ないかもですが、私の感覚は少しおかしくて参考にならないかもしれませんが、もしかしたら誰か1人位の参考になるかもしれないので、シェアさせて頂きたく思います☆



どうやって? ~友人・知人~


<聞かれたら答える。そして間髪入れず説明。拍子抜け+不安除去効果。>

もちろん最初はだれかれ構わずではありませんでした。
大事な友人から少しずつです。
その友人と2人きり、もしくは複数人全員が、自分の大事な信頼している人達の時のみでした。


会話として自然な流れで、

「彼氏/好きな人/良い人おらんの~?」

「ん~彼氏じゃないけど彼女おんのよね~。」
or
「男じゃなくて女の人好きなのよね~。」

いつもこんな感じでした。

会話の流れ的に自然にさらっと言うことで、拍子抜けさせる。
「え?今何て言った!?」というような感じです。

そして、間髪入れずカジュアルに話続けます。そうすることで、
「え?ってことは。。。(私の事も好きだったり!?)」等、
LGBTに対して友人たちが抱く可能性のある不安や否定的な考えを取ります。
=主に、自分も対象とされてるのではないかという不安。


「あ、でも女の人全員好きとかありえないからね!」
「こっちだって選ぶ権利あるから笑笑」
「自分でも女の身体持ってるから、
別に更衣室や銭湯とかでも何も思わないからね~。」


などなどです。


だって、ストレートの人々だって、全ての異性をそういう目で見てる訳ではないでしょ??そういう目で見るのは、好きになったすごく限られた人だけです。
人によれば、男なら/女なら誰でも良い、いやらしい目線で見ちゃう、、という人もいるかとは思いますが、それは”その人”であって、「レズビアンだから」「ゲイだから」「バイセクシャルだから」その人達全員が、恋愛対象の人達全員のことをそういう目で見たり好きになる訳ではありません。

男性は女性に比べて本能的に、いやらしい目線が入ってしまう事は多いかとは思います。
しかしだからといって、あなた(男性)のお友達のゲイ/バイセクシャル男性があなたの事を好きになって、ご自分が犯されるのではという考えは、単なる自惚れ勘違いであります。
あなたは全ての女性を好きになって犯そうとしますか?しませんよね。したら大犯罪です。


皆の反応は? ~友人・知人~


<びっくり⇨普通の質問。=つまり結構普通。>


「え!そうなんや!?」

と、まず最初にびっくりはするけれども、

「え~!知らんかった~!」

「何してる人なん?」

「写真みせて!」

などなど、”彼氏が出来た”。や、”好きな人(男)が出来た。”という報告をしてもきっと同じ質問であろう一般的な普通の恋バナです。

意外と皆普通でした。

その後も会話が続く時は、マイノリティ特有の話題になっていきました。
「同性愛の人達って、どこでどうやって相手を見つけるの?」とか、もう少し突っ込んで下ネタも。
彼らは単純に「知りたい!」という、好意的な知的好奇心から聞いてきました。なので話も盛り上がるし、説明しながら一緒に楽しんでいました。

下ネタまで突っ込まれる事にすごく不快になるマイノリティ当事者もいますが、ストレートの人でも下ネタが大嫌いでそういう話を避ける人はいます。
なので、下ネタは嫌なら嫌とはっきり言うか、「Google先生に聞いて!」と丸投げしたら良いです。
非当事者の方も、質問するのはその人が下ネタ好きなタイプかどうかを判断してからにしましょう。ストレートの人達と喋る時と同じです。
(え?相手が下ネタもイケるかなんて考えたことが無い?それはもう既に周りからひかれてしまっている可能性が高いので、今後は必ず気にしましょう。「下ネタ=大盛り上がりor大盛下がり」のどちらかです。)


どうやって?+反応は? ~親戚~


母からは、親戚には言わない方が良いとずっと言われていました。なので親戚へのカミングアウトが一番最後で、母にカミングアウトして6年後にやっとでした。(私の親戚=おば2人おじ1人のみ。)

その6年の間に私はNYでオープンにしている人たちに囲まれ、自分自身にも誇りをもってオープンに出来はじめていたので、初めて日本に帰国した時にもう言っちゃいました。
依然、母は「やめとき。」でしたが、私は「もう良いやん。何が問題なん?」という感覚。

なのでこっそり、おば一人ずつと2人きりでお茶していたタイミングで言いました。

<陽気なおば①>
おば①には、他の人達と同じように彼氏の有無を聞かれたタイミングで。
彼女は陽気な人で、「私洋画見るの子供の頃から大好きでな、だからゲイの人とかも映画中でいっぱい見てきたから!(だから知ってる/慣れてる/オッケー!的な意味だと思います。)」
「アイカが自分の子供やったらどう思ってるかどうかは分からんけど、自分の子供ではないからな(^^)」と言う風に受け入れてくれました。

<気付いていたおば②(と旦那さん。私のおじ。)>
おば②にだけ唯一きっと、私から話をふったと思います。
彼女はすごく空気が読める且つ不必要な事は聞かないタイプなので、私に彼氏の有無を聞いてくることは滅多になかったからです。
そしてお茶しているタイミングで、
「実はさぁ前からやねんけど、女の人好きで彼女おんのよね。ずっと言ってなかったけど。」と言いました。
すると、「やっぱりな、そうかなと思ってた。前に連れてきたお友達が彼女ちゃうんか?」でした。(友達としてホームパーティーに連れてきたことがあったので。)
そしておば①と同じく、「自分の子供やったら分からないけど、自分の子供ではないからな、。」という風に受け入れてくれました。


「自分の子供やったら分からないけど、自分の子供ではないからな、。(だからオッケー。)」

という回答は少しネガティブさが残るものではありますが、純日本人の親世代の人からすればこれはもう十分過ぎる程オープンマインドな回答であると思います。2人共、もちろんおじも私を否定することなど全くなく、それ以降現在もずっと私の事をサポートし続けてくれています。

ホームパーティーの時に彼女を連れて行っても、(彼女が変わっても笑)、いつも快く受け入れて一緒に楽しい時を過ごしてくれます。


アドバイス ~Aika's 強気6か条~


言い方が少し悪いかもしれませんが、

代わりのいない親と違い、
友人・知人の場合は代わりがいます。
且つ、多くが若い世代です。
親戚に代わりはいませんが、親戚と過ごす時間は親や友人と比べて大分少ないはずです。

なので、前回の親へのカミングアウトの時のように、「親の気持ちも考えて入念な戦略準備を整えましょう。」とは違うアドバイスとなります。

「自分の人生、もっと自分の為に生きましょう!」というもっと強気なスタンスに変わります。


そこで私が掲げるアドバイス6か条がこちらです。


~Aika's 強気6か条~

①自分を強く持ち堂々とする。
②「自分は何もおかしくない」と何があっても揺がない。

③否定してくる人がおかしい。なのでその人を自分の人生から消去する。
と同時に、
④確かに珍しくはあるよねって自覚する。
⑤知らない事に拒否反応を起こしてしまうのは皆よくある事だと知る。
⑥だから正しい知識を自ら得て、周りに教える



です。これはマイノリティだけじゃなくても、全ての人にも当てはめる事が出来ます。


それぞれについてここで書くと長くなり過ぎてしまうので、本日はこれにて一旦終わりにさせて頂きたいと思います!

また次回の記事を、よろしくお願い致します☆

それでは本日も、ありがとうございました☆

Aika.


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