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「豊かさって何?」:手間をかける価値と効率化のバランス


カラーコンサルタントの大森アイカです。


随分と書いていない間に心境や環境の変化があり、

備忘録として残しておきます。


この一年、私は自分の仕事の「効率化」や「手間がなくなる」ということを

考えてきました。


例えば、紙の資料をデータ資料にするとか、
パーソナルカラー診断で使う100枚以上の重たい色布を半分サイズに切って軽量化、

はたまたデジタル化してドレープレス化を構想したり。


診断時間を短縮して
お客様の回転率を上げてみようとかもやってみました。


でも、心のどこかで「何かこういう事じゃない」といううっすらした違和感もあって。


ずっとそれが言葉に出来なかったんですが、
2月に家族旅行でオーストラリアに行き、
森やビーチで毎日のんびり過ごして
その答えが見えてきました。

「時短やラクさに逃げるのではなく、
丁寧に自分時間を過ごすことを自分自身が求めている」


・安い
・早い
・楽ちん

日本でせかせかと生きていて、上の3フレーズが絶対のように思っていたけれど、

それは余裕がないからで、

本当は自分に手間をかける、何かにゆっくり没頭するという
「真の豊かさ」がほしい。


そう思うと、
「お客様からすると時間がかかりすぎるよなぁ」と思っていたパーソナルカラー診断は

お客様自身が似合う色を知るだけでなく
「自分にかける時間」を過ごされていると思うと
それは贅沢で豊かな時間になるのではないかなと思いました。


実際に、診断はじっくり見ると2時間くらいかかるので
長いことが嫌な人もいれば、

「こんなにじっくり丁寧に向き合ってもらえた!」と喜んで帰られる方もいらっしゃいます。

きっと、普段も自分にじっくりゆっくり向き合うことってあまりないと思うので、

面倒くさいことをゆっくりやる価値が
ここにあるのかも。

この価値はこのまま残していいのかも。

と思うのでした。


それでもいらない負担は減らしたいので
まだまだ私の試行錯誤は続きます。

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