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育む愛を教えてくれた

大好きな人と一緒になって今日で丸3年、記念日にするなら月始めがいいんじゃないと何の意味も込めず5/1に決定した。毎年ささやかに2人で祝っている、と言うか私だけで盛り上がっていた。

どうにも、彼は記念日にまるで興味がない。私が取り上げなかったら今日は他愛もない1日になってしまうところだ。

「今日は何の日か知ってる?」

そういつも意識付けをしていく。何かあるたびに記念日を作る私を煙たそうな顔で

「あれだろ、婚姻届出した日」

忘れてないな、良かった。いつもこんな調子。付き合っていた時も結婚してからも関係性は変わらない。
いつも冷静で思っている事がわからない彼と、思考と口が一直線になっていて感情のまま突っ走っている私。時々、彼には感情がないんじゃないかと思うほど。

大好きな彼に告白したのも私、プロポーズしたのも私。行動や進展はいつも私発信だった。同じ思いなんだろうかと不安になった事なんて数え切れないほどある。大事にしてもらっているのかと聞かれると…はっきり大事にしてもらってますとは言えない。

喧嘩をする程本音をぶつけない。以前の私からするとあり得ない事だった。

お互いを解り合うためには喧嘩をしてでも本音でぶつかるのは当然

だと思っていたから。付き合っていた人とは本当に喧嘩が絶えなかった。正論をぶつけ、罵り合い、粗を探しては物申していた。そんな自分が180度違う付き合いをするなんて。

気づけばいつも自分の中で昇華ができていた。上手くいかない関係も理想に近づくにはどうしたらいいか考え、不安に押しつぶされた時は彼が本当に大切なのかと真剣に自分自身の気持ちに向き合えた。
そして今がある。

いつも貴方は私に試練を与えてくれる。
思い通りにならない今をどう捉えるのかと。
はじめは辛いけど、乗り越えると近づけた気がした。
少しだけ気持ちが通じ合えたと思えた。

人肌程度の熱で愛を育む、そんな恋もあるのだと教えてくれた。

いつも隣にいてくれてありがとう

解ろうとしてくれてありがとう


憎まれ口ばかりの彼に今日は感謝の言葉を伝えよう。

私と一緒になってくれてありがとうと。

最後まで記事を読んでくれてありがとうございました!