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Portrait Biwak「Red」出展作品解説
2023年7月18日から23日まで渋谷ギャラリー・ルデコさんにて開催された、
山中夏歩さん主催のPortrait Biwak「Red」
期間中の会場内の熱気は、渋谷の暑さに負けない盛り上がり。
今回はカメラマンとして作品を出展したので、撮影裏話などを語っていこうと思う。
どうぞ最後までお付き合いいただきたい。
作品 「WIREWORM」
まずは作品をご覧いただきたい。
![](https://assets.st-note.com/img/1690551254854-tW6aMhNan3.png?width=800)
※二次使用厳禁
モデルは「彼女」しか考えていなかった。
彼女はMisakiという。
私がカメラを買って、初めてポートレートを撮ったのも彼女で、
私の写真活動において、なくてはならない存在である。
一年程彼女を撮り続け、お互いいろんな傷や経験をしながらそれぞれ成長してきた。
題の「WIREWORM」という名前
春先に、彼女からポツリと出たことばだ。
日本語に訳すと、ハリガネムシ。
なぜ?と思ったあなたはこの記事を読むとさらに面白いと思う。
撮影当日秘話
撮影当日、この日は少しのドキドキがつきまとっていて、天気も晴れ時々曇りだった。
都内で待ち合わせをし、昭和の空気が漂う室内(ホテル)へ向かった。
普段は馴染みのない場所だったので、若干の冷や汗をかいていたのは内緒。
なぜ「Red」の要素を入れなかったのか
作品を見てくれた方ならお気付きだろうが、今回の写真は撮り下ろしなのに赤みがない。
これの答えは彼女の腕にある。
衣装選びの段階で、彼女から打ち明けてくれた。
きっと私なんかが想像できないことがあるのだろう。
その痛みや流したもの、それらを二人で昇華したいと強く思った。
とても繊細かつセンシティブな内容を打ち明け、引き受けてくれた彼女には本当に感謝している。
もちろん作品にするにあたり許可は得ている。
最後に
![](https://assets.st-note.com/img/1690553325488-sTxMh3TF2h.jpg?width=800)
当日に足を運んだ。
直接感想をたくさんいただけて嬉しかったし、何より達成感があった。
他の出展者の皆さんの作品も拝見できて刺激にもなった。
この一年、写真を撮るということを始めて、いろんな出会いや葛藤をした。
写真が好きがゆえに涙を流すこともあったけど、
こうして生まれて始めて写真展に参加できたことをしあわせに思う。
この機会を設けてくださったポトビバ運営の方々、感想をくれたカメラマンさんのみなさん、
そしてモデルを快く引き受けてくれた、みさきちに、こころから感謝します。
2023.7
Mei kurezuki改め恵泉
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