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同級生たちとの邂逅

9日に早稲田大学政治経済学部の新入生歓迎シンポジウムに行ってきました。

内容としては、優秀な論文を書いた学部生の表彰と、教授たちの講演、最後に立食パーティのようなものでした。

教授たちの講演はどれも個性の光る素晴らしいもので、比較政治学を専門にされてる先生や、財政について研究している先生やロシア語を教えながら、自身は日露関係の歴史を研究している先生といったような面子で、各々の研究対象に対するアプローチの違いやそれぞれの学問の体系といったものを理解する良い機会であったと思います。

私が特に面白いと感じたのは、ロシア人の先生でした。彼はロシア語を教えながら、歴史学者としての一面も持っていて、先に述べたように日露関係について研究しているそうです。

私も将来、歴史学者になりたいと思っているがゆえに、参考になることも沢山ありました。

当たり前のようですが、好き嫌いに囚われてはいけない。つまり、自分の感情をコントロールして客観的な分析が出来ないと学者には向かないということらしいです。別に感情的なことが必ずしも悪いわけではなくて、研究活動には向かないだけだそうです。

また講演中もユーモア溢れるジョークを連発したり、長丁場で少し疲れていた学生たちの張り詰めた空気をいい意味で壊してくれました。

講演が終わると、立食パーティのようなものが始まり、みんなで同じ学科の人を探して話しかけてみたり、学科は違えど先の講演で隣の席だった人と会話してみたり、恐らく300人近くの学生がいたので、途方もない人数で、会場はとても賑やかでした。

個人的には残念ながら、私と同じ授業を取ってる学生には出会えませんでしたが、それでも話の合う人と邂逅し、連絡先を交換できたのは私にとって、とても大きな収穫です。

私は高校時代、特定の友人と狭く深い交友関係を築いてきましたが、高校と大学では、規模が桁違いなのでそれだけではなく、まずは広く浅い交友関係を築きながら、卒業するぐらいには何十年来の付き合いとなるような友人が出来ているといいなと漠然とそう思いました。

色々話をする中で私が感じた新大学生の悩みの上位を占めるのはファッションと一人称でした。一人称に関しては私は文章では私を使いますが、日常生活では僕をつかっています。それをもう変える必要もないので、私自身は悩んでいませんが、ファッションについては凄く共感しました。やっぱりみんな、服装については模索しながらなんとかそれっぽい感じに仕上げていると思うとそこまで悩むものでもないのかなと感じました。

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