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損をした話

私は中学、高校と真面目な生徒として見られていました。それゆえに、何かしら損な役回りを担ってきました。別にそれで鬱になったりとか、人間関係で悩むようなこともなかったのですが、もしそういったことで悩む方がいましたら参考にして頂けると嬉しいです。

学校では、様々なところでグループ行動を要求されます。修学旅行や授業内でのグループ発表などが良い例でしょう。

私は国語のグループ発表の際にそんな経験をしました。それは、5人1組で放課後などに時間をとって、与えられた小説の語彙やあらすじ、解釈をして、期限までにレジュメにまとめるというものでした。

しかし、私含め班のメンバーは皆塾で忙しかったため、時間をとることが中々出来ず、段々と追い詰められてしまいました。そういう時にLINEで繋がっていれば多少は段取りよく出来たのかも知れませんが、私はあまりクラスメイトと繋がっていなかったためどうしようもありませんでした。

かといって学校でも話す機会が無かったので、私は腹を括って自分ひとりでレジュメを完成させることにしました。結果から言えば、案外ひとりでも問題なく作れます。当然作品にもよるとは思いますが。

とはいっても、本来発表は5人で完成させるものだったので、それをひとりでしたからといって手柄を独り占めにするのは性にあいませんでした。

ですので、勇気を振り絞って、班員のひとりにLINEして、完成したレジュメを送って、確認を求めました。事後報告のようなものですが、多少は心が軽くなったように思います。

発表自体は上手くいきましたが、先生には私ひとりでつくったことはバレてしまいましたので、あまりオススメしません。

今回のことで反省した私が同じような局面に立たされた方たちにおこがましながら、アドバイスを送りたいと思います。

まず、グループを作るときに自分と同じぐらいの能力の友人を揃えると良いと思います。もし自分よりあまり出来ない人と一緒だと頼られすぎて負担が増えます。逆に自分よりすごく有能な人と一緒だとその人の独壇場になってしまい、グループならではの良さがなくなってしまいます。

友人を揃えた方がいいと言うのは、いざというときに、頼れる人が必要だということです。ただ、友人でなくても自分が頼りたい時に力になってくれると思える人であれば、問題ないと思います。

私は今回のことで勿論、もう少し素直に頼ればよかったと反省する部分もありましたが、一方で一人でも案外どうにでもなるなといったように少し自分に自信を持つきっかけにもなりましたので何か辛いことがあった時は、負の面と正の面の両面で考えられるようになると一々深く落ち込むことは無いのかなと思いました。

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