見出し画像

辞書13年

入社した時に「アクセント辞典」の入った電子辞書を買いました。

高校生の時は、英和辞典が入ったもの。

大学生の時は、中国語の音声が出るタイプ。

自分に必要なものは、時代と共に変わっていきます。



「アクセントも、時代と共に変化していく」

昔はそのアクセントは間違いだったけれど、
だんだんそれが主流になってくると、
「どちらもOKにしよう」と、辞書も改訂されていきます。

だからもう、アクセント辞典は、私の一生の友達だと思っています。

そんな友達が入った電子辞書が
月曜日に悲鳴を上げました。

朝、打ち合わせ前に電源を入れると
「電池の交換をしてください」
その表示が出た後、真っ暗になりました。

あれ?いつもだったらその表示が出ても、
もう少し持つのになぁ。

一旦電池を取り出し、新しい電池を入れようとすると
電池ケースのバネも外れ、パーツも壊れて、
新品の電池を入れても

もう返事をしてくれることはありませんでした。


入社して研修を受けている頃、
紙の辞書を持ち歩くのは大変だからと
地元の電器店で「ゴールド」の電子辞書を買ったあの日から。

13年。
よく頑張ってくれたね。

どんなに朝が早くても、
どんなに落っことしても、
いつも変わらず、私に「正しさ」を教えてくれました。

最後の最後まで
「いつまでも入社した時の気持ちを忘れないでね」
そう言ってくれた気がしています。


火曜日に出会った「青」の君と
これからも青春していこう。