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届けたい体験がある。ベトナムで感じたこと-受け入れ事業部奮闘記

こんにちは!アイセック・ジャパンです。

アイセックは100以上の国と地域の仲間と共に、若者のリーダーシップを育む事業を行っている、学生による非営利組織です。私たちは、海外に渡航して、現地での社会課題に向き合いながら自分ができることを考え、解決に取り組むインターンシッププログラムを運営しています。

アイセックでは、海外インターンシップをさらに発展させるために、日本の企業様での受け入れが多い国や地域の支部に訪問し、現地のアイセックのメンバーと協力して、海外インターンシップが抱える課題解決に取り組んでいます。

今回は、10月にベトナム支部を訪れた、青山学院大学委員会受け入れ事業統括の木村さん、立教大学委員会委員会 受け入れ事業統括の福田さん、事務局受け入れ事業担当の山本さんに現地での話を伺いました。

左から木村さん、山本さん、福田さん

訪問した理由を教えてください。

福田:私は、新しいことを知ることが好きで様々な文化に興味があり、大学に入学したときから海外に行きたいと思っていました。ただ、なかなか長期的な海外渡航をできるタイミングがなく、少なくとも今年度中には行けそうにないな、と考えていました。そんな時、ベトナム支部訪問の参加者を募集していると知り、今こそ海外に行ってみるチャンスだと考え参加を決めました。

また、アイセックが持つグローバルな繋がりを生で感じてみたいという思いがありました。海外の委員会と事業を運営する上での協働関係を結んだり、海外メンバーと繋がったりをすることで、自分の委員会の、そしてアイセック・ジャパン全体の受け入れ事業に貢献できると思いました。

木村:わたしも、アイセックのグローバルな繋がりをもっと感じたいと思い、参加しました。海外に行きたいと思うようになったのは、今年、2023年の夏にアイセック・ジャパンが開催した国際会議に参加してからです。そこで様々な国のアイセックメンバーと出会い、オンラインではなく対面だからこそ築ける関係性の重要性に気づきました。

受け入れ事業を運営する中で、普段から海外支部のメンバーとはコミュニケーションをとってはいますが、オンラインでのやりとりだと必要最低限の情報交換にとどまってしまうことが多いんです。対面だと円滑にコミュニケーションをとることができ、また、得られる情報の量が多く、課題の共有や意見交換をたくさんすることができました。実際に対面でたくさんの人に会えば、いろんなメンバーと事業についてもっと話し合うことができると感じました。

また、受け入れ事業に自分が貢献したいという気持ちもありました。入会当初に企業や海外の学生など、幅広く、たくさんの人と関われることに惹かれてから今までの3年間、受け入れ事業に携わり続けてきました。より多くの若者にかけがえのないインターンシップ経験を届けるために、どうすればもっと多くの企業に海外からのインターン生を受け入れてもらえるか、そのヒントを少しでも見つけ、事業の発展に寄与したいと考えました。

山本:私は、海外支部の委員会単位だけでなく、支部単位で協働の可能性を模索するために、ベトナム支部を訪問しました。

事務局のメンバーとして、全委員会における事業運営のサポートをしている経験を活かし、ベトナム支部における委員会と事務局の関係などについても学びたいと考えました。

実際に今受け入れ事業を委員会で運営している、木村さんや福田さんが虫の目を担っているとすれば、私は鳥の目を担えるのではないかと思い、参加を決めました。

アイセックの運営する海外インターンシップには、海外に渡航した若者を、同世代の若者がサポートをするという特徴があります。日本に来た若者が、文化や言語の違いに阻まれずに、インターンシップの経験を最大化できるように、全力でサポートができることにとても可能性を感じていました。なので、よりよい経験を届けるために、自分で変えたいという思いがありました。

ベトナムにの市場にて

ベトナムで印象的だったことを教えてください!

木村:交通状況が、日本と全く異なっていたことが一番印象的でした。

日本だと、公共交通機関もしくは車を使う人が多いのですが、ベトナムはなんと言ってもバイク社会でした。道路一面をバイクが埋め尽くしているのを見て、衝撃を受けました。

福田:昨年、アイセックの海外インターンシップで日本に来日していたベトナムの学生が案内をしてくれました。現地の人しか知らない市場にいくことができたのは、アイセックを通して世界の人と繋がれたからこそだと感じました。

山本:慣れない環境に身を置くからこその気づきがありました。例えば、日本だと見ないサイズの虫を見てもあまりびっくりしなくて、自分は意外と虫が苦手ではないんだな、とか(笑)

現地メンバーとのミーティングの様子

今回の経験で学んだことはありますか?

福田:ベトナムで出会った若者の向上心が高かったことがとても印象的でした。

今回出会った人はほどんど、自分の将来を見据え、どうしたら自分をもっと高められるか、ということを考えていました。そして、ベトナム支部で活動するアイセックメンバーたちの、アイセックに対する熱意も感じることができました。

それぞれが目標を持ちながら活動し、チームの運営体制も数値ベースで明確な目標とそれに対する成果を出していました。その洗練された体制から、自分の委員会での体制作りに生かせる学びをたくさん得られました。

木村:海外インターンシップで日本に来たいと思っている若者の声を、直接聞けたことがとても良かったです。

現地で開催した海外インターンシップの説明会で、日本の文化や、治安の面から、ベトナムの若者から人気が高いのだということをとても強く感じました。

山本:オンラインでは進まなかったかも知れない話が、対面で話すことでどんどん事が進んでいくのだと身をもって体感しました。

実際に渡航を終えて、オンラインミーティング以上に、自分で足を運ばないと得られない情報がたくさんあったと実感しています。

例えば、ベトナムで使われている「マーケティング」という言葉が、日本の市場調査のようにな意味ではなく、SNSマーケティングという意味になってしまうことや、ベトナムのインターンシップ参加希望者に面接対策などのサポートを強化し、日本渡航の実現可能性を高める余地がまだあると感じられたことなど、細かいけど運営において重要なことに、たくさん気がつくことができました。ご飯を一緒に食べながらした雑談など、ミーティング以外も一緒に過ごすことができたおかげで、このようなことを知ることができたんです。

また、海外インターンシップについてだけでなく、アイセックという組織の運営や他の事業についても意見を聞くことができたのは、オンラインではなかなかできない経験だったと思います。

今後の海外インターンシップ運営への想いを聞かせてください!

福田:今回の渡航を通して、ベトナムだけでも日本での海外インターンシップに興味を持ってくれてる人がどれほど多いのかを肌で実感しました。この春に私の委員会で受け入れ予定の学生も、きっと同じような思いを持って日本に来てくれると思うので、最大限の経験を届けたいと改めて感じました。

また、今回得られた学びを自分の経験で終わらせないようにしたいです。今後も継続的にベトナム支部と協働するために、どうすればオンラインでもうまく連絡がとれるのか、模索していきます。

木村:今回、ベトナム支部のインターンシップ運営チームの洗練された運営体制から、特に大きな学びを得ることができました。

それらを生かして、今後は日本の企業にインターンシップの受け入れをお願いする、渉外活動に力を入れていきたいです。渉外をするメンバーがそれぞれ意思を持って活動し、また、チームとしてまとまりを持ち、最大の成果を発揮できるようなチーム作りに力を入れていきます。

運営体制を整え、より多くの企業にインターンシップ生を受け入れてもらうことで、より多くの世界中の若者に日本でのインターンシップに届けられることを目標に、試行錯誤を重ねていきたいです。

山本:福田さんと同じく、自分が得た学びを、アイセック・ジャパン全体の財産にできるようにしたいです。

そして、事務局メンバーとして今回ベトナムに渡航した経験を踏まえ、委員会ではなく、支部同士という大きな単位での協働関係を今度どう発展させていくかについても、考えていきたいです。


最後までお読みいただきありがとうございました!
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