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【自粛飯】9月後半

半年前のこととなると詳細を思い出せなかったりするが、2020年9月の後半というと、GoToトラベルキャンペーンに首都圏の追加が決定し、予約取り扱いが始まった時期だった。

この1年は多くの人にとって矛盾の中でたくさんの判断をしなければならない難しい時期だったと思うが、GoToトラベル首都圏追加をどう受け止めるかはそんな典型的なテーマで、常識的に考えれば人が移動してコロナウィルスの感染が拡大しないわけがない。
しかし移動中に感染を拡大させた現場や証拠を押さえられるかといえば、ごく一部以外でそんな証明は難しく、旅行者の観光地での行動が感染を拡散させたかどうかも同様。
他方、経済的な話をすれば、最大の旅行需要は日本人口の1/5を占める首都圏にあることは間違いない。
観光目的地としての存在感も大きい。
「どこかで割り切らねば」「いやそれはごまかしだ」「綺麗事で生活できない、我々の生活をどうしてくれる」「そうだ、旅行業者の救いになって、自分たちの苦しい自粛生活の気晴らしになればwin-winではないか」「我が身にリスクが降りかかったらどうしてくれるのだ」とそれぞれがそれぞれの立場で主張し、難しい判断していたのではないだろうか。

自分は政府をつねに支持しているわけではないし、コロナ対策についても「この矛盾はどうなんだ」と思うことも多い。
しかし、「よかったんじゃないか」と思うことは一つあり、それは「国民同士がお互いを罵り合うのではなく、政府がある種のサンドバックになった」ということで、時々諸外国でみられる様な、国民を二分する様な大規模で激しいデモは目にすることがなかった。
(「コロナは風邪だ!」と街頭で演説する政治団体はみたが)

ずっと家にいて人と話す機会が少ないと、ネットなどで目に入る情報が世界のすべてに見えてしまう。
戸惑いや怒りが溢れるネットの声ばかりをみていると、不穏さと閉塞感にのまれそうだったので、自分が今できる事を考えていた。
生活時間を節約するための環境を整え、いよいよ英語学習に踏み切ったのがこの時期だった。

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9月16日(水)

・適当に作ったうどん

冷蔵庫にストックがあると、うどんに適当に乗っけるだけでもそれなりのものができる。
たしかこの辺りでは自炊ででたクズ野菜を煮込んでスープストックをとっており、そうなると創味シャンタンでもたせばスープも簡単に作れる。
いろいろなことのやる気が減衰していたが、「やった方がいいこと」の準備だけは義務感で進めていたような時期で、そういう状況の自分を支えるため、週末の作り置きだけは続けていた。

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9月17日(木)

・しらす丼
・赤い野菜のサラダ

なんとなく赤と白のメニューになった。
そういえば最近instagramでこれら写真をポストして、勉強がてら英語のキャプションをつけているのだが、めいめい海外の方から「いいね」がつくなか、しらす丼はあまり「いいね」がつかなかった。
いまいち伝わりづらいものらしい。

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9月18日(金)

・シュクメルリ
・サラダ

煮込み料理は昼にやっているわけではなく、大体前日の残りである。
シュクメルリは好きな味だし、やろうと思ってしばしば鶏肉とにんにくを買うのだが、なんとなく煮込むのが面倒でやっていない。
牛乳の消費の難しさも一因かもしれない。

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9月24日(木)

・鶏トマトうどん
・肉まん

フライパンを蒸し器にかえられる蓋があったので、肉まんつきの中華メニューとしてみた。

この時期は夏休みだったのだが、ほぼ家にいたので「休みといわれても」感があり、ずっと家にいて、高校生E-Sports選手権などをみていた。
平時はイベント会場で華々しくひらかれるそれも、今年はオンライン開催で、ずっとYoutubeで中継されており、いい退屈しのぎにはなった。
不便な形とはいえ、大規模なイベントも開催できるのは、今の時代だからこそであり、もし15年前にこのパンデミックが起きていたらどうなっていただろう。
少なくとも自分はこんな呑気に料理に打ち込んでなどいられなかっただろう。

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9月25日(金)

・夏野菜と鶏ののっけ丼
・インスタント味噌汁

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