見出し画像

おれたちは何でも作れる(PowerPointで)

あのー僕は大学を卒業してから、とある小さな広告代理店に就職したんです。その職場というのが、普通に深夜残業とかあるような感じの古い体質の代理店でした。ただ、深夜残業なんてあの代理店に限らず広告業界全体に蔓延ってる問題でした。です。僕の知り合いの同業者も、代理店稼業をする中で深夜2時にタクシーからインスタのストーリーズで声にならない悲鳴をあげてることなんて日常茶飯事なわけです。いまも。

それでもこの数年でずいぶん状況も良くなってきているようではありますが、とにかく僕の生業にはそういう側面があるみたいです。

別にこの記事で広告業界の闇について斬り込みたいわけでもないんで本題に入りますが、深夜残業に従事していると、終電が過ぎた時間あたりから、精神が加速してきて、一種ランナーズハイのような、いわゆる「深夜のテンション」というやつで、素っ頓狂なムーブに出がちでございます。おれもまた、数年足らずの代理店稼業の中で今見たら何考えてんだこいつ早よ仕事片付けて帰れよと思ってしまう無駄なことに夢中になっていました。

あのー当時のおれの仕事っていうのが、イベントや店舗開発など、「場づくり」を主に担当する仕事で、イベントやる時図面書くんですよ。会場はこのくらいのキャパで、どこになにを置いて、人はここに配置して…など。

で、基本イラレかCADで図面引くんですけど、代理店の人間がみんなそういうツールをいじれるわけではありませんから、また、大学出たてのペーペーにはそんな本格的な仕事なんて任されないわけです。

だから図面制作にあたっては外注したり、そうでなければパワポ使ってたんですね。それでパワポでポチポチ作業することが多かったんですけど、その中で「あれ?パワポで割と何でも作れちゃうんじゃね?」と思うことがありまして、日中パワポで再現できそうなものを見つけては、深夜心が折れた時にぽちぽちと色々なものを作っていたわけです(仕事しろ)

それで先日アルバム整理してたら当時作ったものがバラバラと出てきたので、供養も兼ねてここに貼り付けております。おれたちは何でも作れる。パワポで。ご笑覧ください。

ビール。飲み行きてえなという気持ちがあふれていたんだと思います。


よく使ってた松屋。24時間営業。
味噌汁が深夜残業明けに沁みた。
セブン銀行のATM。特にコメントはない。
写ルンです。パワポで作れるものって、
手元に置いておきたいかわいい造形や色使いのものが多い気がする。
会社にあった据え置きの電話。
センター取れてなくてデザイナーとかに
怒られそうなやつ。
実物。デスクが汚い。
国道沿いとかにあるブックオフ。
近いフォント探すのに苦労した記憶
Amazonでよく見る、発売前の本の画像
立体感を出すのに苦心した。
まあまあ再現度高いのでは!

この無駄な作業がなかったらもっと早く帰れてたくさくない!?もっとあった気もするけど一旦そんな感じです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?