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マッチ3パズルゲーム市場について

2023年、モバイルゲーム市場は、ゲーム市場全体のおよそ半分を占めるまでに成長しています。その中でも、収益性が高く、ダウンロード数が多いゲームジャンルの1つにパズルゲームがあります。

弊社サービス「Critter Crew(クリッタークルー)」はマッチ3パズルゲームです。今回は、各調査会社から公表されているモバイルゲーム市場のデータから、マッチ3パズルゲームのデータに注目して、内容をまとめてみました。
ぜひ、最後までご覧ください。


モバイルゲーム市場

2023年のモバイルゲーム市場の消費支出はおよそ15兆円です。
また、アプリ内でアイテムやサブスクを購入して発生するIAP(アプリ内課金)は、およそ10兆円です。
ちなみに、日本の消費支出はおよそ1.8兆円で、IAPは1.7兆円です。
(参照: Sensor Tower「2024年世界のモバイルゲーム市場予測」)

2023年は消費支出や収益は、前年比-2%程度になっていますが、どの調査会社でも、2024年以降はまた伸びていくと予想されています。

<アプリ内課金について補足>
消費支出には、プラットフォーム手数料も含まれます。
ほぼすべてのモバイルゲームは、App store とGoogle Playのプラットフォームを利用するため、アプリ購入費・アプリ内課金等に、それぞれ30%の手数料が発生します。(収益100万ドル以内の場合は15%)


モバイルゲーム市場全体の中でのマッチ3パズルゲームの規模

モバイルパズルゲーム市場のアプリ内課金は、およそ1.4兆円(100億ドル)を突破しています。さらにその中のマッチ3パズルゲームのアプリ内課金が、およそ0.9兆円(64億ドル)なので、パズルゲーム市場の中の6割以上を占めています。
マッチ3パズルゲームは、モバイルゲーム全体のアプリ内課金10兆円の内の約1割を担っていることになります。
(参照: Sensor Tower「2024年世界のモバイルゲーム市場予測」)

アプリ内課金からみたマッチ3パズルゲームの課金割合の図
※Sensor Towerの資料を参考に独自に作成


マッチ3パズルゲームとは

タイルを縦か横に異動させて、同じ種類のタイルを3つ以上隣接させるゲームを指します。

同じアイテムが縦か横に並ぶようにスワイプして3つ以上に揃える。

マッチ3パズルゲームは、ジャンルとしては、パズルゲームに属していて、タイルマッチングゲームとも呼ばれることがありますが、このゲームのほとんどがタイルを3で合わせることから、ほぼ同義とされています。(参考:Wikipedia Tile-matching video game


マッチ3パズルゲームの歴史

マッチ3パズルゲームの歴史についてまとめてみました。
意外かもしれませんが、スマホ登場以前から存在したゲームです。

1958年 世界初のコンピューターゲーム「Tennis for Two」が誕生
1985年 パズルゲームの代表格「Tetris」が誕生
1994年 マッチ3パズルの原型「shariki」が誕生 
2001年 マッチ3パズルの元祖「Bejeweled」がリリース
 ▶2001年 携帯電話にゲームアプリが登場
 ▶2007年 初代iPhoneとAndroidのスマホが登場
2012年 現在のマッチ3パズルの代表格「Candy Clash Saga」がリリース
2021年 現在のマッチ3パズルの代表格「Royal Match」がリリース


マッチ3パズルゲーム市場が伸びるポイント

モバイルゲーム市場は、これも伸長すると予測されていますが、そこで課題になるのがユーザーの「通信環境」と「端末の性能」です。

まず、「通信環境」の課題について、アジア圏では、北米や日本ほど通信環境が十分ではない地域が多い現状です。物理的な設備投資が必要となるため、今すぐに解決することはできません。そういった環境下では、リアルタイムに通信を必要とするゲームは遊びにくくなります。

次に「端末の性能」についてです。
日本は、新しい端末への買い換えが比較的短期で行われますが、海外では、端末をあまり買い換えない方が多く、5年以上前の端末を使い続けることも普通です。そこで問題になるのが性能です。古いと、メモリやCPUの問題もありますが、単純に「容量」の問題が立ちはだかります。例えば、最新のiPhoneでは、一番容量が少ないものでも128GBありますが、8年前の2016年に発売されたiPhoneSEの最小容量の端末は16GBしかありません。そうすると、2024年現在で、世界一容量が重いゲームは15GBを超えるので、ゲームのダウンロードすらできません。

以上により、通信環境と端末性能が障壁となりますが、その中で、パズルゲームはリアルタイム通信をあまり必要とせず、ゲーム容量も比較的軽いものが多いため、遊びやすいゲームになります。
現在、世界中のインフラが整備されつつありますが、数年で網羅されるわけではありません。古い端末でも、通信環境が安定しなくても、今すぐに、世界中の誰でも楽しめるゲームであることは魅力の一つです。


まとめ

パズルゲームは、感覚的に遊び方がわかるので、老若男女問わず楽しめるのも特徴です。また、暇つぶしやリラックスのに遊ぶ手軽で簡単なゲームなので、これからもプレイ人口は増えていくでしょう。

弊社の爽快マッチ3パズルゲーム「Critter Crew(クリッタークルー)」は、123カ国9言語で展開しているため、すべてに地域の方に楽しんでもらえるように、通信なしで遊べて、容量も小さく(348MB)しました。
2014年発売のiPhone6以上であれば、動作確認済みなので、比較的古い端末でもプレイできます。
ぜひ、遊んでみてください!


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