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【応援ブランディングvol.18】ブランディングでつまずく3つのパターン③

③思い付きで発信してしまい、一貫性のある活動を継続できていない

3つ目は、「思い付きで発信し、一貫性のある活動を継続できていないパターン」です。


ブランディングには、「意図的」「一貫性」「継続性」という要となる3つのキーワードがあります。


【意図的】…はっきりとした目的意識を持つ

【一貫性】…すべてにおいて矛盾がない

【継続性】…足を止めずに続けていく

つまり、「思い付きで発信し、一貫性のある活動を継続できていない」という状態は、ブランディングの要をすべてを守れていないのです。

これではどれだけ素晴らしい商品やサービスであっても、ブランディングが成功することはありません。



まず、「思い付きで発信」という部分についてです。

「思い付きで発信」とは、ブランド・アイデンティティに則っていない発信のことを指します。せっかちな人に多いのですが、よいアイデアがパッと思い付いた時に、すぐ発信してしまうのです。

これを防ぐには、その時の感情ですぐに発信しないこと。

有効な方法としては、情報を発信する前に一定時間(たとえば10分程度)待つことです。時間が経った後、内容がブランド・アイデンティティに沿ったものかを見直し、発信すべきかどうか判断します。



次に「一貫性のある活動」という部分についてです。

「一貫性がない」ということは、矛盾が生じている状態だということ。ブランディングでは、よほどのことがない限り1回の発信で致命傷を負うようなことはないので、活動に矛盾が生じていれば、矛盾がなくなるよう修正していけばいいだけの話です。

ただ、矛盾していることに本人が気付いていないこともあります。これを防ぐには、お客様からのフィードバックを受け取れるような顧客接点を設計しておく必要があります。



最後の「継続できていない」という状態は、足が止まっていることです。

ここに関しては、厳しく言うつもりはありません。

なぜならブランディングを続けていれば、どうしても一時的に足が止まってしまうこともあるからです。


その理由は、ブランディングを続けていてもなかなか成果が見えづらかったり、逆にブランディング活動で本業が忙しくなってしまったりと、会社によって様々な理由があるでしょう。


理想は足を止めないことですが、「足を止めないようにしている」という姿勢さえあれば、それはただの休憩であり、改めて始動することができます。

まったく止まってしまうのは論外ですが、一時的な休憩は人間誰にでもあることです。

まったく気にする必要はありません。

大リーグの大谷翔平選手が活用していたことでも知られる目標達成シートの生みの親であり、私が師事する原田教育研究所の原田隆史先生はこう言います。


「三日坊主でもいいじゃないか。それを10回続ければ一ヶ月継続したことになる」

ブランディングに終わりはありません。

一時的に足が止まったとしても、次の一歩さえ踏み出せれば問題はないのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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※マガジン内の記事は、拙著【愛され続ける会社から学ぶ 応援ブランディング】から引用しています。豊富な事例も掲載しているので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

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