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てれび

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2023年2月の記事一覧

無邪気で、用意周到で、屈託がなく、抜け目なく、あからさまで、謎めいている。「クロサギ」の平野紫耀について。

無邪気で、用意周到で、屈託がなく、抜け目なく、あからさまで、謎めいている。「クロサギ」の平野紫耀について。

「クロサギ」。2006年の人気作(山下智久主演)のリメイクだ。
父親が詐欺に遭い、一家心中に追い詰められ、九死に一生を得た少年が成長、シロサギ(詐欺師)を騙すクロサギとして、復讐の詐欺を繰り広げていく。
詐欺師のみを標的にする策略の痛快さ。一方で、家族を壊滅させた男たちを追い詰めていく主人公の絶望的リベンジが凝視される。
軽やかさの底辺に激情が仕舞い込まれた物語には、普遍性がある。詐欺の手口は年々

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紅白直後の平野紫耀のsignから、キンプリという現代とmessageを考える。

紅白直後の平野紫耀のsignから、キンプリという現代とmessageを考える。

紅白では、歌詞をまったく見てなくて、彼らのダンスに集中していた。吸い寄せられ、ダンスの渦のなかにいるような(かごめかごめ遊びの真ん中にいるような)感覚だった。

正直、ichibanというタイトルを忘れていた。

NHK紅白の公式twitterに、ビハインドとして、本番直後のキンプリの姿がおさめられている。

あそこで平野紫耀は、テレビカメラに向かって(わざわざ手を組みかえて)“いちば〜ん”とメッ

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平野紫耀とは【まえぶれ=前兆】のことである。2022年最高の映像体験「クロサギ」最終回の一瞬について。

平野紫耀とは【まえぶれ=前兆】のことである。2022年最高の映像体験「クロサギ」最終回の一瞬について。

最終回。31分。

佐々木蔵之介「わたしも殺しますか」

そのあと、平野紫耀は食事を終え、ナイフとフォークが皿に当たる音がする。

佐々木の台詞と、あの音のあいだに、平野が醸造した【沈黙】がはさみこまれるのだが、あのときの彼の左(向かって右)の口元の微かなひきつりが、とにかく豊穣だった。

じっと凝視しないとわからないくらいの、ひきつり。だが、わたしたちは確実に凝視する。なぜなら、彼の【沈黙】が吸

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