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ここにくるまで③(拒食症回復まで)
増えることはなかった、というより、増やすことがなかなかできなかった。なかなか食べることができなかった。
食べることが怖くて、水も飲むことが怖かった。1ミリでも体重が増えるのが怖い。しかし、体は重くて満足な仕事もできなかった。
この頃から、体に優しい食べ物、体に良い食べ物、グルテンフリーなど、自分なりに調べて、それなりに知識も増えたと思う。。。。。。。。。。。。
どうせ食べるなら、美味しくて体に良いものを食べて、体調を戻したいと思った。こだわりが強くなりすぎて、家族が食べているものとは違うものを食べることもあった。食べるといっても、野菜がメインで、炭水化物は、玄米をグラムで測って食べていた。それも、2日に1どほど。
半年で少し増やすことができていたが、それ以上増やすことが怖かった。
これ以上増やすことが嫌な自分と、このままじゃだめだ、とう自分がいた。毎日毎日、その繰り返しだった。
だが、これ以上、家族に迷惑をかけたくなかったし、変わりたかった。食べて運動しよう。そう決めて、ジムを探した。
あるお得なサイトでジムを探して、思い切って5回お得に体験できるチケットを買って、実際に行ってみた。そこのオーナーさんがとても良い人で、体系のことは一言も言わずに付きっきりで私ができることを教えてくれた。。本当にうれしかった。何度か通っていて、そのジムの隅でマンツーマンで運動をしている人たちがいるなとその時はただ何となく眺めているだけだった。
真夏でも汗をひとつもかかないので、無理やりにでも汗をかこうと思った。同じサイトで、赤外線ドームというものがあることを知った。さっそくまたお得チケットを買って行ってみた。
受付の人やスタッフの皆さんがとても良い人だった。普通の体系ではなかったから、その理由や今の状態を気軽に話すことができた。後で聞いた話だが、このこを何とかしてあげたいと思っていてくれていたそうで、会議まで開いてくれていたそうだ。
ジムやドームに通ううちに、ドームで着ているスタッフさんのTシャツが、ジムの隅でトレーニングしている人と同じだと気づいた。何をしているか聞いたら、加圧トレーニング、というものをしていると聞いた。30分で、ジムの筋肉トレーニングの3回分にもなると聞いた。
すぐに申し込んだ。それが、雪姉さんとの出会いだった。この出会いがなければ、拒食症は治ることがなかっただろう。
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