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バーンアウトな月曜日




すごく仕事のやる気がでない月曜日。
これがバーンアウトか?


私はここで何しているのか・・・意味あるのだろうか・・そんなことが頭をよぎるので、
どうして今ここにいるのか、これまでのキャリアを振り返りながら思い出してみたい。

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20代後半、シングルマザーになって実家の協力もあったおかげで
仕事はとても順調だった。

中国や韓国からのインバウンド観光客は右肩あがりで伸びていき、
若いころからそれらの国々とつながりを持っていた私は、時代の申し子のように仕事が絶えなかった。
会社でも、市場でも、私と同じ経験をした人、同じことを言える人は少なく、今ふり返っても、自他ともにオンリーワンの存在だったと思う。


市場はまだまだ大きくなる、そのまま私も時代とともに出世していくんだ

そんな風に思うと同時に、
30歳になると同時にいろいろ現実的なことが気になるようになった。
キャラと勢いと若さだけで仕事がとるのは20代まで、そんなことも気になるようにもなっていた。

仕事はいつも制作会社さんに丸投げ。
そもそも私に専門性なんて本当に身についているのか?そんなこともうっすら気になりだしていた。

ちなみに余談だが、富士通さんの「脱・丸投げ」、これはあらゆる日本の企業にありがちなことだったりすると思う。




話を戻す。

当時働いていた会社では、何度も事業再編が繰り返されていた。
新しい環境に慣れたと思ったころにまた再編。いくつもの組織と混ざりあうことは、所属する社員として、それなりのエネルギーを必要とした。


なぜそんなことをするのか?

現場のただの営業マンの私にはまったくわからなかった。


組織に対する違和感を何度もかんじるものの、子供が学校に通いたこともあり転職は躊躇していた。


組織の意思決定はどのように行われるのか?


それを知らずにサラリーマンを続けることは出来ないと思い、
コーポレートの仕事へ興味を持つようになった。

また、インバウンドプロモーションしか知らない自分のキャリアにも不安を感じていた。

どんな花もいつか枯れる。永遠に続く物事なんてない、インバウンド人気いつか終わる。
インバウンドがなくても稼げる力がほしかった。ぼんやりとしか気づけなかったが、もっと汎用性のきくスキルがほしかった。

コロナによってインバウンドブームがこんな風に強制的に終わるとは思っていなかったけど、
あの時いつも、直感として持ち続けていた。

「このままではまずい。」
「永遠に求められる専門性なんてないのでは?」

なんとなく直感アラートが発動していた。

いつまでも同じでいいわけがない。
もっと高い景色を見たいなら、弱みを補う必要がある。


事業部ではなくコーポレート部門で働くことで、
今ない能力の開発と、組織の意思決定の謎を知りたいと考えたころ、ちょうど人事へ異動辞令がでた。


人事では採用、育成、制度企画に携わった。グループ子会社だったので、今思えばいわばHRBPのポジションだったと思う。

育成に携わる中でマネージャー・リーダー層の育成プログラム設計を行った際、
マネージャーに求められる能力として、「テクニカルスキル」「ヒューマンスキル」「コンセプチュアルスキル」があるということを知った。


あーなるほど。

私には何か足りないと思っていたスキルは、まさにコンセプチュアルスキルだと気づいた。

幸い人事として働く中で、経営会議資料作成や各事業部長説得など、
このスキルを養うためにはもってこいの環境で働くことができた。

そして私は、人事の仕事にのめりこんだ。

その後組織開発をサービスとして提供する部門では、
新規事業開発にもかかわり、商品プロモーションを担当した。

経営基盤が日々悪化する中で働くというのは
言葉にならない心のすり減りも数多く、大好きだった会社を去りたいと思うようになった。

旅行やイベントなど、リアルなコミュニケーションを得意とする老舗企業だったこともあり、
真逆の企業での経験が必要だと思った。IT系企業だった。

そして、全く異なるマーケットの企業の人事業務に携わることでより幅を広げたいと思って、
縁をいただいたのが、今の会社。



そうだ。だからやっぱり、
簡単にここを去ることは出来ない。

バーンアウトしてる場合ではない。

実績を形にし、私自身が成長しないと去っても意味がない。



英語が使えないためMTGを進行できない、会議で発言が少なくなる、若い子に出世を越される、、自信をなくしてしまうことが多々あった。

TOEICもなかなか上がらない。


けど、ここまで頑張ってきたのだから、やっぱりこれからも前に進むしかない。

年齢を言い訳にせず。


最近の私の直感アラートは
「どの会社にいようと、英語ができないと働き先はなくなる」だ。

その昔、コンセプチュアルスキルが必要と気付き、試行錯誤したからこそ、今がある。

そうだ。
これまでも何度もやる気のない月曜日を越してきたんだ。


気持ちがあがらない。やる気が起きない。そんな月曜日だけど、

明日に向け英語を頑張ろう。
出社再開に伴う、平日ご飯の準備もしておこう。



それだけしたら、今日は十分だと、自分をほめてあげよう。

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