見出し画像

キャリアとプライベートどっちとるの?

とある銀行で週休3日制や4日制の導入が始まるということで話題になっています。

子育てや介護との両立など時間を理由に退職するよりはよいと思う反面、複雑な気持ちもあります。


私自身、子供を育てる中でずっとフルタイムで働いていましたが、

小学校高学年くらいのころ、

「今ちゃんと子供と向き合っておかないといけないな」と感じることがあり、時短勤務を1年弱しました。

当時の会社の制度では、総合職の子育て理由の時短は小学校3年生まで。

事務職に転換すれば6年生まで延長できるということでした。

今考えれば、なぜ総合職は3年生までしか時短がとれないのか。

あまり納得のいくものではないですが、

当時の私は結構「会社のルールに従います!」という古いタイプのサラリーマンでしたので、それに従い、事務職に転換しました。

キャリアと子育てどちら取るの?と迫られた選択であり、

私はキャリア<子供を選択しました。


子育てをしている中で、子供と向き合うべき時というのは突然訪れます。

子ども年齢とか意外と関係なく、その時は訪れます。

親だけが感じる、「今はそばにいてあげたい。見守ってあげたい。受け止めてあげたい。」という感覚。


その後「もう大丈夫かな」という感覚(これも親だけがわかるもの)を得て、総合職に戻ろうとしました。
元々総合職ではあったものの、通常の転換のための試験をうけて合格となりました。


当時上司に恵まれ、人事にも先輩がいたから無事総合職に戻ることはできましたが、

もしあのとき、知っている先輩が人事にいなければ。

もしあのとき、上司が異動して総合職のころの私の働きをあまり知らない人だったら。

私が無事総合職に戻れていたかはわかりません。


事務職になり収入は減りました。

その後、一度事務職になったせいか、総合職に戻っても、昇進しづらい状況が続きました。


一度子育てを優先したのだから、仕方ないのでしょうか。

あのとき、会社にルールに素直に従って事務職に転換せず、総合職でうまいこと時間捻出したほうが得だったのかもしれないけど、なんだかそれが気持ち悪いようにも思えたからの選択でしたが、もし実態は別として総合職のままでいたら、昇進しやすい状況だったかもしれない。

なんだか、世の中は難しい。

正直すぎると、得はしない。


そんなことを思ってしまう経験となりました。

私にとって子どもは何より大切なものなので、今もあの選択に後悔はないけど、それによってその後感じた数々の悔しい体験が、私の中で今でも苦く残っています・・・


生活は、日々変わります。
子育ては特に、手がかかるときや目をかけなければならないときなど、成長過程で時間の使い方も変化します。
変化に合わせて選択肢を用意する制度があることはとても心強いとは思いますが、選択した場所でしっかり公平公正に運用されることがもっと大切。

今回週休3日や4日を選択した方々。まったく面識もない私ですが、

同じような苦い思いをしない制度運用となることを、祈ります。


「キャリアとプライベートどっちとるの?」

どうかこんな見えないプレッシャーが働くことのない、

素敵な制度となりますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?