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「黙食」に関する請願の審議結果ご報告

10月17日(月)午後、愛知県教育委員会の10月定例会議にて「黙食」に関する請願2件が審議されました。

採択を目指し、主観を削り、根拠を明確にしたこの請願。
メンバーとしては採択されないことなんて考えられないと思って審議に臨みました。

結果はどちらも賛同3反対3と半数の賛同は得られたものの、
飯田教育長の賛同が得られなかったため

不採択

となりました。

とても残念な結果ではあったものの、
教育委員の中にはどちらも賛同していただいた方もいらっしゃいました。

また、どちらの請願にもご賛同いただけなかった飯田教育長についても
国のガイドラインより厳しい表現については
段階的に見直すとの発言がありました。

以下、傍聴したメンバーの覚書ですが

「我々は今までの国のガイドラインに沿った対応を行
う。会話禁止との記載は見直す。 
 急に変更すると混乱するため、段階的に。」

「『全員正面を向かせる』が縛りになっているのは本意ではない。
(教室などの)スペースによるため、見直して現場で混乱がないようにやっていく。段階的に。」

”段階的に”という言葉をうまく使うことで、
今回は緩和に踏み切らないという意味なのかもしれませんが
「会話禁止」
「全員前を向かせる」

という文言が現場の縛りになっているという
問題意識をもっていただけたならば一歩前進なのかもしれません。

また、審議中に
教育委員会保健体育課長より

「学校独自の対応は可能」


との発言もありました。

愛知県教育委員会発出の
「教育活動の実施等に関するガイドライン」の1ページには

なお、各校においては、このガイドラインを踏まえて、幼児児童生徒の実態や地域の 実情、最新の情報等に応じて、行動マニュアル等を作成・見直しするなどの対応も可能 です。

との記載があります。

ガイドラインはあくまで目安であって
学校の実状に応じた対応が可能
だということですね。

問題意識を持った保護者が学校に声を届けることで、
子供たちの現状を変えることもできると思います。

1人ひとりの声はとても小さなものですし、
変えていくのは容易な事ではありませんが…
何もやらないで変わる事は無いと思っています。

みんなで声を上げて、行動に移していきましょう!


ご存じの方もいるかもしれませんが…
審議の際は名古屋テレビメ~テレ様が取材をしてくださり、翌朝のドデスカにて放送していただきました。

正直なところ、「黙食」の捉え方が私たちの思いや考え、請願での主張とは
大きく異なる部分があったと受け止めており、その点については大変残念に思っております。また同様の感想を持ったという共感の声も多くいただいております。

しかしながら、県庁記者クラブ25社へのプレスリリースを行ったものの、
私たちへの取材や報道をして下さったのはメ~テレ様だけでした。
また、

黙食に反対している保護者団体がいる!
愛知県教育委員会に請願を出せる! 会議で審議される!
子どもや保護者にも黙食に関しては賛否両論がある!

を紹介して頂いたことは、黙食の是非についての議論提起と、保護者が自ら行政や社会に声を上げるきっかけになるかもしれません。

メ~テレ様には、深く感謝申し上げますとともに、今後、学校等での黙食や子どものマスク、その他感染対策について、反対意見もあることへの関心や議論を更に広げて頂けますことを期待を致しております!

少年も傍聴しました!

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