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バチェラーが好きでたまらない

誰しも「夢中になってたらいつの間にか夜が明けていた」という経験が、1つや2つあると思う。
私の人生にも、何年かに一度、そういうコンテンツが登場する。エヴァンゲリオン、新日本プロレス、鬼滅の刃、Nizi Project、そしてバチェラーである。

バチェラーは、Amazon Primeで放映されている、15人の女性が1人の男性(バチェラー)を奪い合う恋愛リアリティ番組。
男女が、日常離れした超豪華なデートや、全員参加のパーティーを繰り返しながら、旅をする。
旅の途中で「ローズセレモニー」という儀式が行われ、バチェラーが「これからも一緒に旅を続けていきたい」と思った女性に、一輪の赤い薔薇の花を渡す。薔薇を渡されなかった女性は去る。最後に残った1人の女性が、バチェラーと結ばれる。
現在、4作目が配信中。

「こういう類の番組は生理的に受け付けない」「まったく興味がない」という人が数多くいることは知っている。それでも私は「バチェラー・ジャパンが大好きだ!」と世界に向けて叫びたい。

容姿端麗で、人が羨むようなキャリアを築いた男女が、大集合するゴージャスさ。リゾート地での非現実的なデート。女性のアピール合戦や駆け引き、バチェラーの感情が揺れ動く様子、それを盛り上げる大袈裟で深刻なBGM(褒めてる)。スタジオのコメンテーター勢の的確な考察。SNSに溢れる感想の山。

これを祭りと呼ばずして、なんと呼ぶ。
放送中は感想を語り合いたくてウズウズしてしまい、会う人ごとに「バチェラー観てますか?」と聞いてしまう私だ。「観てるよ」と返ってくると、その場に謎の一体感が生まれる。

バチェラーには色んな楽しみ方があるけど、私は「素敵だな」と思う女性(推し)を見つけて応援するのが好き。
推しは、バチェラーから薔薇を受け取る度に自信をつけて更にキレイになっていったり、最初は分からなかった芯の強さや、意外な一面を覗かせたりする。

いよいよ最終話が近づいてくると「このバチェラーは推しの魅力をちゃんと理解しているだろうか」と本気で心配になる。何かの拍子にバチェラーとギクシャクすれば「あの発言はまずかったなぁ」と推しの代わりに反省会をする。

最後の1人に残らなかったとて「推しならバチェラーよりもっと素敵な男性に巡り会える。大丈夫」と確信して、心の中でそっとエールを送る。余計なお世話だけど。

人が何かに一途になっている姿、何かに一生懸命に努力する姿って、すごく魅力的である。

菅本裕子(ゆうこす)さんが、著書「共感SNS」で、「夢や願望を発信する人は多いが、〝理由〟や〝想い〟まで知って、初めて人は心を揺さぶられる」と言っていた。

私も今年から、ヨチヨチ歩きではあるが、noteやInstagramで発信するようになった。驚いたのは、想像以上に多くの感想や応援の言葉を頂いたことだ。
特にnoteは、自分の〝想い〟を伝える場として利用しているので、感想を頂くととても嬉しい。
日常で自分のストーリーを伝えられる機会は多くないからこそ、こういう場での発信を大切に続けていきたいと思っている。

バチェラー4に登場する美しい女性たちに刺激を受けて、私も何度目かのダイエットに本腰を入れ始めた。
最終話までに痩せられるかな?
まだ第3話が終わったばかり。がんばります!

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