第3話「凸凹を受け入れたのはいいけれど…」の巻

noteに記事を書くにあたり、昔の日記を読み返していたのですが…
今も大変だけど、あの頃はそうとう大変だったわぁ、と。
大変だったことほど笑えるから、不思議ですね。

7月中旬、3歳児健診は夫婦で行きました。
夫に来てもらわないと困るんです。
私は聞いた話を、そのまま人に伝えるのが下手だから。
相手の言葉の意味やニュアンス、そのままを共有したいから。

健診会場でも、落ち着きなく、走り回ってムスコは注目の的でした。
診断テストのようなものがあり、担当者からこう問われました。
「大きい丸と小さい丸、どっちが大きい?」
机には大きな丸と小さな丸がかかれた用紙
大きい、小さい、抽象的なことを調べていると思います。
この時両親は《いきなり苦手そうな質問キター!》とドキドキ…
その時ムスコは自信満々にこう答えた!「ジテンシャ!」

ちょうど乗り物の図鑑にハマってて
昔の自転車に似てたから、そう答えたと親は思う。
この時点で、もうテストを受ける意味がないなと思って
「実は幼稚園で発達に問題があるかもと言われて…」と相談に入ったのでした。


8月中旬、区役所で相談と簡単なテストを受け、療育センターを紹介される。
8月下旬、療育センターで地域担当による新たに聞き取り。
やっと主治医に診察してもらったのが10月初旬でした。
まだ我が家はスムーズにことが運んだ方かもしれません。
さらに11月中旬に発達具合を調べるテスト(心理)を受け、
翌年1月初旬に主治医から【自閉スペクトラム症】と診断される。
そこで、今後どうしますか?療育センターを利用続けますか?となる。

この時点で「ウチの子ホントに発達障害なのかなぁ。もう少し様子みても…」と考える人が多いように思います。だって認めたくないんですもん。
「発達障害は早めに治療がした方がいい」と言われてるようです。
早めに気づけば、それだけ本人がしんどい思いをしない方法が見つけられる。
これも一理あるけど、私が感じたのは…
療育センターはいつでも受けれる病院とは違うようです。
とても細やかな配慮がある分、1日に沢山の患者を診れません。
一個一個のステップ(診察や心理など)に時間がかかる。
入学や入園のタイミングに合わず、あまり利用できない可能性がある。
なので、どうかぁ?て思っているなら利用しながら判断するのもアリです。
違うなぁ、と思えば途中下車することもできます。

実際通ってみて、療育センターは親のためにあるとも思いました。
親の不安や悩みを受け入れてくれる。
ムスコにはどのような特性があって、どのように理解していけば良いかを一緒に悩んでくれる場所だと思っています。

私個人として、救われた瞬間があります。
砂場に行けば他の子のオモチャを奪い取るムスコが嫌で
人がいる時の公園に行かせなかった自分を恥じていたんです。
子ども同士の中で学ぶ機会を奪ってる気もしてました。
主治医に「逃げていいんです。それは間違いではないです」と言われた時
心がスッと軽くなったのを覚えています。

こうして【発達障害】【自閉スペクトラム症】を受け入れた我々ですが
それと並行して幼稚園選びもしなければなりません。
次回は、入園前のお話をしましょう。

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