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「自分の育ち方≠ムスコの育て方」の巻

子どもを産み、育てる中で、悩んだり行き詰まったりする事は誰でもあるだろう。
育児書は多数あるけれど、『天才』とか『いい子』に育てたいわけじゃない。
自分が子どもの頃して欲しかったこと、自分の子どもにしてあげたいこと。
この2つが私の中では指針となっているけど、理想と現実にいつも打ちのめされる。

私は幼い頃、感情が昂ぶると泣いてしまう子だった。一度泣き始めると嗚咽が激しく、自分の気持ちが言えない。
ちょこまかと忙しない兄もいたので、母親は早く泣き止ませたかったのだろう。泣き止ますのに必死だが、私が何故泣いているかは聞いてもらえなかった。

小学生のときの話。
雨が降った朝、長靴が乾いておらずスノーブーツしかなかった。私はそのブーツで学校に行くのが恥ずかしく履きたくない。
なかなかブーツを履かず、勝手口でかなり長い時間泣きじゃくっていた。
朝の忙しい時間、親からしたら長靴もスノーブーツも一緒だろ?早く行け!だったのだろう。業を煮やした父親から背中を蹴られて、無理やりスノーブーツで行かされた。

私は自分の気持ちを聞いて欲しかった。下手でもいいから自分の気持ちを言えば良かった。
言わずに育ってしまい、その後学校や社会に出てたくさん失敗した。言いたいことを我慢し過ぎて、結局素直になれない人間になっていた。

この経験があるから、ムスコが泣いているのは無理やり止めさせたくない。泣き止むまでまってやりたい。ちゃんと何で泣いてる?何に怒ってる?を聞いてあげたい。
泣いてるムスコと自分が重なるからか、泣き止むのを待つのは大切にしている。


やってあげたい!けど、できてないこと。
マイペースなムスコのペースが待てない。
ご飯だよ!て呼んでも、全然来ないー!
ご飯を食べるのが、遅いー!
朝の支度、いつになったら着替えるのー!
結局「早くして(怒)!」がエスカレートして、言わなくていいイヤミまで出てしまう。

やるまで待てば、ホントにやるのか?
誉めて伸ばすとは言うけど、そんな余裕ないよ!
大人は時間や約束に縛られてる。
それに子どもを従わせようとすると、自分の器の小ささを痛感する。
結局、自分が親に言われてきたやり方を、ムスコにやってる。
自分の育った様にしかできないのか…
その枠をはみ出すには、自分以外の育ち方、育て方を知る必要がある。


それを必要としているので、学校を探そうと思った。
まずはオルタナティブ教育と言われてる分野を知ることから始めよう。


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