ICL手術をしてきました(出術当日、翌日の記録)

前日談です↓↓

サピアタワーアイクリニック東京で11/20にICL手術を受けてきました。

とりあえず手術当日と翌日のことを書いていきます。

スケジュール

9/25に2回目の検査を受けました。
その日中に決心がつかなかったので、後日10/3に料金を払いに行って(クレジット払いだったので直接支払いに行かなければならなかった)、そのときに手術日程を決めました。

10月中は予約が取れなかったので、手術日は11/20にしました(火曜日が休みだったのでちょうどいいと思った)。同時に、翌日検査と1週間後検査も予約done。

その後は、「レンズができたので、予定通り手術できますよー」という電話があるくらいで、他には特に何もなかったです。
計画的にコンタクトを使っていたけど、節約しすぎて結局ちょっと余りました。

3日前(11/17)から術前目薬を1日4回(朝昼夕夜)点眼するように言われました。とりあえず多めに点眼しておけばいいので、気楽にぽちぽち目薬していました。

そんな前準備を経て、いざ手術日。


手術当日

手術時刻はできるだけ遅くして、そのまま寝たいと思っていたので、提示された中で一番遅かった14:50からの予約でした。
(後述しますが、手術当日に点眼をする必要があるので帰宅後すぐ寝ることはできなかったです)

少し早めの14:30頃に病院に着き、そのままソファで待機。事前点眼用の目薬は持ってきましたか?と聞かれて「あ、ないです」と答えると、「もう不要なので捨てておいてくださいね」と言われました。
手術の同意書を家でなくしていたのでその旨も伝えると、受付のお姉さんが紙を持ってきてくれました。そのまま同意をして提出。

そして、まずは検査。気球を見る機械で、視力を測りました。眼圧も測った、っけな?

その後、お姉さんが白い目薬とオレンジ色の目薬を持ってきて、交互に5分ごとに点眼するように言われました。(14:50)
白い方が瞳孔を開く目薬、オレンジが殺菌の目薬らしい。

画像1

さて、最初の点眼の後に決済です。
なぜか私は楽天カードがエラーになって使えませんでしたが、別のカードを使うことで事なきを得ました(楽天カードはポイント還元率がよかったのに悲しい)。ただ、上限額の都合で一括に……来月の引き落としが怖いです。
当日決済ができないとどうしようもないので、最低2つは決済手段を用意しておくことをおすすめします。また、ICLは医療費控除の対象になるので、領収書は絶対に取っておくこと。

決済が終わると、術後にすることの説明を受けます。内容は後述。

決済とか説明を受けながらも、時間が来たら点眼をするのですが、何度もしていくうちに、だんだんとうまくピントが合わせられなくなってきます。老眼のような感じで、スマホの文字も読めなくなります。このときは、上記のトラブルでカード会社に問い合わせをしていたので、わりと死ぬかと思いました。

(15:45)
そんなこんなしていたら名前を呼ばれます。瞳孔が開いているのを確認された後、上着と荷物をロッカーに入れて、手術室の前で待機。

(16:00過ぎ)
ついに中から名前を呼ばれ、手術室の控え室みたいなところで最終チェック。美容室で付けるような前から手を通す上着を着て、名札を付ける。髪を一纏めにしてシャワーキャップのようなものを被る。
ソファに座って、麻酔薬を3回ほど点眼されました。

その後いろいろと説明されたけど、緊張していたので全然覚えていない。とりあえず、これだけと念を押された注意点は3つ。
・手を顔の方に持ってこないようにすること
・眩しいけど、焦点はずっと光を見つめること
・体の力を抜くこと

ドキドキしながら待機していると、直前の人の手術が終わってついに私の番。

手術室はわりと広くて、がらんとした中に3つか4つくらい椅子があった。でも、使っているのは1つだけで、そこに執刀医の先生や看護師の方がいた。案内されるままに歩いていき、歯医者の椅子のようなやつに座る。

頭の角度を調整すると(お団子が邪魔で、頭が少し斜めになっていたらしい)、いざ手術開始!

目の部分だけ出たタオルのようなものを顔の上に掛けられて、茶色い消毒液をまぶたから目の下までがっつり塗られました。なんかちょっとピリピリする。塗られ方が容赦なさすぎるし、どんな色になっているのか想像するとシュール。

手術は右目から。

目を開けて、「下見てください」「上見てください」でテープのようなもので固定される。最後の麻酔薬を点眼されて、ちょっとだけ目を閉じる。

目を開けたら、「始めていきますねー」と言われる。当然ながらクソザコ視力なので、そもそも視界はぼんやりしている。顕微鏡のようなものが目に向けられ、まっっっっぶしい!!!
ひぃ、と思いながらもとりあえず光を見つめていました。

なんか水をじゃばじゃばされて、そこからはもう何も分からない。ひたすら光を見つめる。先生が「今からレンズ入れますねー」とか実況しながら作業してくれるんだけど、もう何がなにやら。プールの中から太陽を見ているような感覚。
麻酔がよく効いていたのか、目を圧迫される感じというのは私はわからなかった。ただ、なんか妙な不快感。方向はわからんけど、なんか弄り回されてるんやろうなぁ、みたいな。

レンズが入ったときは、視界にレンズが広がるのが見えた。クラゲが漂うような感じになってきれーだなーって思った。
その後固定されるときは、なんか眼球に沿って丸くジーって固定している?っぽい感覚だったけど、よくわからん。

最後の薬は、他の人の体験談でも聞いていた通り、まーーしみた。我慢はできるけど、「うわぁいてぇなぁ、、、」って感じ。

それが終わると、一旦目を閉じて、ちょっとしてから次は左側。左側をやっているときに右目も当然開くんだけど、なんかズーンと重い感覚だった。

右で流れはわかっていたので、左目は精神的に余裕があった。個人的に、あまり動じずにできた気がする。

手術が終わったら、ちょっと待ってから固定用のテープ類を剥がした。地味に痛かった。

目を開けたら案内されるままに控え室の方に歩いていく。この時点で、視力は元よりは見えていて、歩くのは差し支えなかった。
上着を脱いだりシャワーキャップを外したりしながら、なんとなく目にはゴロゴロした違和感を感じる。

そして、術後の目薬です。
これが事前に説明されていたもので、3種類の目薬を5分おきに点眼して1回。めっちゃ面倒くさいです。あと、上まぶたを引っ張ったらダメらしいので、下まぶただけを引っ張って点眼する。
特に、当日は目が炎症を起こしているらしいので、2時間おきに最低4回点眼する必要があります。

術後すぐは麻酔が効いているので、目薬が目に入ったかわからなかったです。目薬をした後はできるだけ目を使わないように目を閉じて待機。切ったせいなのか、目を瞑っている間も少しピリピリしていました。

その後、名前を呼ばれて、検査と診察を受けて、オッケーが出たので終わり。受付の人から診察券を返却されたり、翌日検診の予定を確認したりした後、帰路に着きました。(17:00)

外はもう暗くなっていてライトが付いていました。
視力は普通に歩けるくらい回復していたけど、左目は少し霞んでいたので右目ほど視力はよくなかったです。あと、ライトがすんごい光ってる。全てのライトにハローが掛かっているので、倍くらい明るい気がする。

そんなこんなで帰って、頑張って点眼をして寝ました。若干のゴロゴロ感はあったものの、特に生活に不都合はありませんでした。
スマホとか読書はダメだと言われたけど、そこは現代人、全く見ないのは無理でした。


翌日

朝起きると、昨日より視力が安定していました。ゴロゴロ感もないし、よく見える!
元々わりとコンタクトは付けていたので、見える感自体は大差なかったのですが、なんとなく感慨深い。

外に出ると、少し眩しさを感じやすいような気がしました。
視界はコンタクト時と変わらない感じ。昼間は特にハローやグレアもない。

15:30からは翌日検診があり、手術日にした気球の視力検査と眼圧検査、ランドルド環の視力検査と診察をしました。
視力はその時点で、1.5は見えて2.0はあるかないかくらい出ていました。最大度数より1つ落とした度でレンズ作ってもらったのにすごいな。この検査は、わりと「オッケー、視力出てる出てる」くらいのラフさでした。
検査は全て込みで20分くらいで終わりました。

夜は、前日のハローはなくなっていましたが、さすがに車のライトくらいの明るさだとグレアがあります。
光の輪は、事前に見ていた資料のようにそれぞれのライトの周りに輪ができるというよりは、視界全体に輪が1つ(両目分なので2つ)見えます。意識したら気になる程度で、まあそのうち慣れるんだろうなって感じ。


雑感

まず、裸眼で見えることに関しては「感動!!!」ってほどではなかったです。コンタクトとさほど変わらないので、「おー、見える見える」程度。
ただ、寝起き時にメガネを探さなくていいのがすごく楽。「あ、このまま寝てもいいんだ」ってじわじわ効いてくる感じ。

ちょっとした想定外としては、点眼が思いの外面倒くさいです。
3種類(15分)を1日4回は地味に面倒くさいです。さすがに感染症が恐ろしいのでやるしかないですが、ズボラ人間にはちょいとしんどい。とはいえ、リモートワークだし時間に融通が効きやすいエンジニアなので、比較的継続難度は低めだと思います。最悪MTG中に点眼しても許されよう。

そして、1週間ほどは、外でほこりなどから目を守るために保護メガネを付けます。見た目は花粉症用のメガネのような感じで、パッと見そんなに普通のメガネとは区別つかなそう。
ただ、サイズが合わなくてずれまくるのと、しばらく付けていると耳の上が痛くなります。

あと、これは元々わかっていたことですが、化粧ができないです。
今はマスク生活なので、そこまで支障はないけど、ベースメイクとアイメイクは1週間くらいできない。私は眉ティントだけ前日にやっておきました。

ちなみに、手術の翌日から肩下のシャワー、翌々日から入浴と洗顔と洗髪が可能(目に水が入らないようにする)です。
が、怖いので、顔から上は5日くらいは我慢したい……。ということを考えると、冬場に手術を行う方がいいのかなあと勝手に思いました。

明日は有給を取ったので、洗髪ついでに美容室で髪を切ってきます。
あと、わりと周りの人でICLに興味がある人がぼちぼちいるっぽかったので、次の1週間後検診では紹介割とかあるのか聞いてみようと思います(前調べたときには野生のクーポンが見つからなかったんだよな)。

その後の経過も記事にするつもりです。仕事がパソコンがっつりなので、そのときの目の疲れがどうなのかとかも書きたいですね。


そういえば、ちょうどこの前TechRachoからICLの記事が出ていて親近感を覚えました。


続きです↓↓


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