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夕日は1日に何回沈んだのか?

夕日は1日に何回沈んだのか?

  43回か44回か 

 夕日の話 6章と もう一つ王様の星での会話が印象的です。余程夕日が好きだったのでしょう。王様には、星も従うと聞いたときに、王子は、王様にお願いして44回かもっと72回いや100回か200回の夕日を1日に見せてもらおうとしました。王子は、ひとはひどく悲しいときに,夕日が沈むのを見たがるものだというのでした。
 以前6章で1日に王子が見た夕日の回数は43回でしたが、今は44回に訂正されています。王様の星の章、10章を見ても44が正解だと思います。それは、フランス語で書かれた星の王子さまを出版するに当たって、アメリカでの出版でしたので、英語に変更する際にどうやら回数が変わったようです。他にも、オリジナルに比べて、絵の色などが違っていたりしたようです。
わたしが持っている、原本ガリマール社の1967年1月出版の本、6章では、43回となっています。
-Un jour,J'ai vu le soleil se coucher quarante-trois fois!

フランスが占領されて、サンテックスさんはアメリカに亡命しているときに、クリスマス物語として書かれた絶筆。

1900年リヨンにて生誕
1935年リビア砂漠に不時着
1943年フランス語を英語に翻訳し直されてアメリカで出版。
1944年南仏沖にて没
1945年母国で出版
1999年初刊は誤植が多く、挿絵も原画から忠実とは言えなかったが、1999年になりガリマールは誤りを認め、誤植や挿絵を修正した版を出版した。
                   Wikipediaより

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